盗まれたシュガードロップ(電動自転車)が帰ってきた

3か月ほど前に盗まれてガッカリしていた電動自転車シュガードロップなのですが、なんと戻ってきました・・・。

それは意外な場所に置かれてあったのです。

4か月ほど前に盗まれてしまい、警察にも届け出ていたシュガードロップですが、3か月たっても出てくる気配がないので、もうすっかりあきらめていました。

調書をとっていただいた担当の刑事さんには、「特徴的な形をしているので、見かけたら職務質問する」と心強いお言葉をいただいていたので、近所で乗り回されている状態なら、見つかることもあるかもしれないとは思っていました。

ただ、普通の自転車とは違って、シュガードロップは電動自転車。

充電しないことにはただの重たいチャリンコなわけでして、こんなの盗んだって仕方ないだろうに・・・と思っていたのですが、最初から売っぱらうつもりで計画的に盗んでいたのだとすると、自分が乗るために盗んだわけではなさそうで、まぁ見つかることはないだろうなぁと、かなり早い段階であきらめていたのです。

もともとあまり乗る機会は多くなかったですし、運が悪かったと完全にあきらめて、盗まれたすらも忘れかけていたのですが、ここのところ気候が良くなってきたので、「自転車あったら気持ちよかったかもしれないのになぁ」と思うことがしばしば。

そんなわけで、自転車が盗まれた駅の駐輪場をたまたま通りかかったところ、なんだか見覚えのある自転車があることに気がつきます。

で、近くまで行ってみてみると、間違いなく自分が盗まれた自転車。駐輪しているマンションを示す住民シールも当時のまま貼ってあるしで、疑いようもなく自分の自転車でした。

ただ、鍵は壊されており、鍵がなくても走行できる状態になっていました。

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ちょくちょく通りかかる道なので、たまに気になったときだけざっと見ていたのですが、たしかに以前には停まっていませんでした。

ところが、今日に限って停まってあるということは、もしかして今も普通に利用しているんじゃないかと。

しかも、盗んだ場所と同じ場所に停めて電車に乗っているとは、なんとも図太い神経。

ふつふつと怒りがこみ上げてきました。。

でも、バッテリーの施錠部分を見ると無傷。

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バッテリーの残量はゼロなわけで、このまま乗っていたとしても、ただ単にやたら重たい自転車なだけ。

犯人は、相当のバカなんじゃなかろうかと思いました・・・。

もしくは、盗んで乗って帰ったはいいものの、処分に困って結局もとの場所に置き返しに来たとも考えられなくはないですが、かなりの日数が経っているので、良心の呵責に耐えきれず・・・ってわけでもなさそうです。

計画的に盗んだのではなく、とりあえず盗んで乗っていたのだとすると、指紋はいっぱい残っているでしょうし、どっちにしてもかなり近所に住んでいるに違いないわけで、そのうち他の事件でも起こして捕まるんじゃないかと。

自転車を見つけた瞬間は、犯人が取りに来るまで待って、ひとつ痛い目にあわせてやろうかとも考えましたが、、まぁこどももいるしで、こんなところで傷害事件をおこしたって仕方ありません。

で、つぎに迷ったのが、被害届を出した盗難自転車を自分で見つけてしまった場合にどうしたらいいのだろう?ということです。

この場を立ち去ってしまっては、また乗っていかれるかもしれません。

そこで、とりあえず携帯で警察署に事情を話したところ、パトカーでこちらに向かってくれるとのこと。

そのまま待機していると、15分ほどでパトカーに乗ったお巡りさんが2人で現れ、書類の手続きをする必要があるとのことで、そのまま警察署までいくことになりました。

この書類を作成するのがなかなか大変で、形式上はいったん証拠品として提出した後、返してもらうという体裁をとるそうです。

といっても、いったん預けるわけではなく、そのまんま乗って帰れるので、時間にすればほんの10分程度のことですが、見つけた場所や時間などを正確に記述しなければならないので、警察やら法律関係の仕事ってやっぱり大変だなぁと感じたものでした。

というわけで、思いがけず電動自転車が帰ってきたわけですが、自転車のロックとしては代表的な馬蹄錠(ばていじょう)というリング式のロックは、想像以上にもろいものでした。

写真を見てもらえればわかる通り、鍵自体は特殊でも、馬蹄錠の構造はかなり単純で、なおかつもろいものなので、マイナスドライバーをかませてプレートを歪ませれば、簡単にロックが解除できてしまいます。

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これでは、思ったより簡単に盗まれてしまうのも仕方ないかもしれません・・・。

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ということで、電動自転車に乗っている方はもちろんですが、ちょっと特殊なカギだけらといって、鍵そのものを破壊されたら特殊なキーもへったくれもないようです。

ぜひ、頑丈で切られにくいワイヤーなり第二のロックなどを備えることを強くおすすめします。

今回の盗難を教訓に、ちょっと高めのチェーンロックを購入しました。

盗まれてからでは遅いので、もしまだ自転車が無事で、なおかつちょっと高めの自転車に乗っている方は、できるかぎり備えるように気をつけましょう。

おすすめは、いわゆる「地球ロック」とよばれるU字型のロックで、電柱や駐輪場などの固定物に絡めて施錠することですが、それが叶わない場合でも、切断されにくく、なおかつ目立つチェーンをすることで大幅な防犯効果があるそうです。

ぜひ、大切な自転車が盗まれないように備えておいてください。

ちなみに電動自転車は、バッテリーのロックと、後輪のロックが同じかぎで構成されており、それはそれで便利ではあるのですが、もうちょっと頑丈なロックを採用しないと、あんまり意味がないんじゃないかと思います・・・。

このへんは、ぜひメーカーさんにも頑張っていただきたいと思います。

とはいえ、こういった盗難をする側の人間こそが、変わるべきなんだと思いますが・・・。

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