ミシンのおすすめと上手な選び方 レンタルや修理について

入園シーズンや結婚祝いなどで重宝されるミシンは、かつてテレビショッピングやカタログ通販でもおなじみの家電のひとつでしたが、最近ではテレビCMなどもずいぶんと少なくなり、ミシンに関する情報を得られる機会がぐっと少なくなりました。

かつては嫁入り道具のひとつ人気の高かったミシンですが、最近では赤ちゃんが生まれたときや、入園シーズンを機会に購入されたり、プレゼントとして手にする方も多いようです。

流行モノのデジタルガジェットやデジタル家電と違って、ミシンはもはや冷蔵庫や電子レンジのような成熟商品です。

そのため、機能面やデザイン目について画期的な変化はあまりありませんが、最近のミシンはエントリーモデルとは思えないほどに優秀です。

かつては数十万円以上していた機種でなければ搭載されていなかった高機能ミシンが、実売価格2万円前後で購入できる時代になっています。

じっさい、ブラザーなどの家庭用ミシンを製造しているメーカーのエントリーモデルや初級者向けモデルは、かつての高級機と引けを取らない製品クオリティを持っています。

ただ、1万円前後の必要最低限の機能をもつエントリーモデルから、刺繍やプログラミング機能をもつハイエンド機種まで様々なラインナップがあるため、初めてミシンを買ったり、何十年かぶりに久しぶりにミシンを買い替えるときに、どのミシンを選べばよいのか迷ってしまいます。

そこで、今だからこそのミシンの上手な選び方やおすすめ機種やレンタル、修理などについてご紹介します。

ミシンが役立つシーンってどんなとき?

かつては重宝されていたミシンですが、最近では店頭での売り場面積も小さくなり、ずいぶんとさみしくなりましたが、ミシンはいろいろなシーンで役立ちます。

たとえば、子供の出産時。

赤ちゃんのスタイ(よだれかけ)を作ったり、専用の寝袋をつくったりと、実用的に使えるだけでなく、裁縫の楽しみも増えます。

また、子供が成長してくると、幼稚園や小学校に通うことになりますが、通園かばんを作ってあげることができます。

というのは、幼稚園ではお道具箱や体育館シューズなどを持たせる機会が出てきますが、市販の商品だとどうしてもサイズが合わなかったりします。

なにより、子供が大好きなキャラクター柄の布や生地を購入することで、オリジナルの愛情あふれるグッズを作ってあげられる点も魅力ですが、そうした大好きなキャラクターで作ってあげられる喜びもさることながら、本人も愛着を持って利用するので、大事に使ってくれるなど、教育面でも非常に良い効果を望めます。

また、小学校にあがれば、雑巾を持たせたり、発表会の衣装作りにつかえるなど、ますますミシンが役立つ機会が増えてくるものです。

そのほか、 学生ズボンやジーンズのスソ直しができたりと、子供の成長に従ってますます利用シーンは増えていきます。

もちろん、カーテンを自作したり、自分の好きな服を縫ってみたりと、たいていのことはかなえてくれるミシン。

結婚祝いに贈っても大変喜ばれることと思いますので、自分が使うだけでなく、プレゼント用としても重宝するアイテムになるだろうと思います。

ミシンの上手な選び方

ミシンの選び方には、いくつかコツがあります。

まずは、何といっても持ち運びが楽かどうかです。

ある程度の重量があるほうが安定感はありますが、10キロを超えるような重量があるものは、利用するたびに出すのが面倒になり、押し入れにしまいっぱなしになってしまいます。

プロ用、もしくは決まった場所に常備設置しておくためのミシンを購入する場合は別ですが、家庭用の小型ミシンを利用する機会は、さすがに毎日ではないと思います。

そのため、持ち運びや収納がしやすいサイズ、重量のものをおすすめします。

また、機能的な面では、自動糸通し機能の有無、 下糸のセットが簡単かという点も気にしてください。とくに下糸は、ボビンをセットするだけですぐに使えるタイプを選ぶほうが、簡単で便利です。

そのほかにも、ペダルで操作ができるかどうかも重要なポイントです。

多くの低価格ミシンは、手元にあるボタンでオンオフやスピード調整をしますが、両手がふさがっている場合の作業では、ちょっとした操作が糸のほつれや失敗を招いてしまいます。

そこで、手を離さずに縫うことができる、フットペダル式の操作が可能な機種がおすすめなのです。

ぜひともオプションでフットペダルが用意されている機種をおすすめします。(ただし、椅子に座っての作業となりますので、ミシンの設置場所や使うシーンもよく考えてみてください)

あとは、一度に縫える枚数が十分かどうかです。

縫える枚数とは、縫える厚さのことです。

ミシンのTV通販でよく見かけるシーンのように、じっさいにデニム生地を何枚も重ねて縫うことはありませんが、キルト地の場合は思ったよりも厚みがあるため、ある程度余裕のある法が望ましいです。

どのようなミシンを購入するにしても、少なくとも上記に挙げたような機能がクリアされていることが、快適にミシンを使う上での条件となりますので、カタログやスペックによる比較を行う際は、ぜひ頭に入れておいてください。

ミシン購入時の注意点

ミシンは大きく分けて「フルサイズ」「レギュラーサイズ」「コンパクトサイズ」の3タイプがあります。

文字通り、ミシン本体の大きさを大別してサイズが分けられていますが、たとえばカーテンなどを大型の生地を縫いたい場合は、コンパクトサイズのミシンだとかなりつらくなります。

なぜなら、ミシン本体の作業台が小さいと、大きな生地が作業台に乗りきらず、何度も生地を手繰り寄せる必要が生じるからです。

つまり、自分が縫いたいと思っている対象に合わせて、ミシンは選ぶ必要があるということです。

逆に、毎日利用するものの、縫う対象が袖口やスソなどの部分的なものが多いのであれば、ヘビーユースであってもコンパクトサイズのほうが適しているともいえます。

ミシンの作業台のサイズだけは、購入後にどうにもならない問題なので、この点は慎重に選びたいところです。

そのほか、あまりに低価格なミシンも考えものです。

理由は、パワー不足と精度の不足で、おおざっぱにとりあえず縫えればよいと割り切って購入する分にはよいのですが、下糸が絡んでグチャグチャに縫われてしまったり、きれいに仕上がらなかったりなど、細かい作業にはあまり適していませんので、注意が必要です

安いミシンにありがちな不満

ミシンを購入する際の失敗例として多いのが、パワー不足の問題です。

かつてはよくテレビ通販番組で見かけ、今でもたまに紹介されることの多いミシンですが、まれに3980円など信じられないような価格で販売されているミシンを見かけたことがあるかと思います。

実は私も購入した経験がある一人なのですが、実際に使用してみると、縫うパワーがあまりにも不足していて、少し厚手の衣類はもちろん、ジーンズのスソ直しなどは実質できないと思ったほうがよいくらいでした。

また、針自体に鋭さがないため、布自体がたわんでしまい、布がひきつったり、ほどけてしまったりで、すぐに使わなくなってしまった経験があります。

低価格は非常に魅力でしたが、おもちゃと割り切ったほうがよいかもしれません。

また、一万円前後で販売されているものも、おそらく同様の理由で使い物にはならないと思われます。

その点、日本の国内メーカーが製造販売しているミシンだと、一番低価格でも二万円前後してしまいますが、信頼性や実用性では圧倒的に完成度が高く、非常に使える印象です。

また、ありがちな失敗としては、使いもしない機能が盛りだくさんの機種を買ってしまうことです。

たとえば、某社のキャラクターが刺繍できるモデルなどは、最初こそ楽しく、ついつい無駄に刺繍を入れたりしてしまいますが、すぐに使わなくなってしまいました。

一度使ったら満足してもう使わなくなってしまう、電子ピアノのデモ演奏みたいなものかもしれませんね。

そのほか、高級機種になってくると、USB経由でパソコンとの連動が可能なミシンなどもありますが、子供のかばんや洋服を作ったり、日常的なスソ直し、ボタンホールをあけるといった使い方がメインである限りは、やはり過剰な機能だという印象です。

いずれにしても、自分の身の丈に合った機種を購入しなければ、宝の持ち腐れになってしまいますので、初めから高級な機種を買うことは避け、初心者モデルの中からしっかりとした製品を選び、徐々にステップアップされていくことをおすすめします。

ミシンのおすすめランキング

家庭用ミシンは、2万円代の低価格のエントリーモデルから、十万円を超える高級機種まで様々なラインナップがあります。

人気の機種をいくつかご紹介しますので、あなたに合ったミシンを選ぶ際の目安になれば幸いです。

brother ブラザー コンピュータミシン CPS4204(PS202) (フットコントローラーつき)

家庭用の低価格なミシンから、プロ用の超高級機種まで様々なラインナップを持つブラザーのエントリーモデル「PS202」です。

自動糸調整機能こそ付いていないものの、基本機能はバッチリの低価格モデルなので、初めてミシンを購入する初心者にもおすすめの定番モデルのひとつです。

じっさい、Amazonでもベストセラー1位に君臨し、600近いレビューが寄せられている、もはや定番中の定番と言ってもよい機種です。

自動糸通し機能や、ボビンのセットアップが簡単な点、サイズがコンパクトで重量も4キロ足らずと、女性でも持ち運びが楽な点も人気の秘密です。

オプション扱いとなっているフットペダルも同梱されているので、これ1台あればとりあえず何でもできるという点も優れています。

ミシンの修理について

昔のミシンはものすごく重たい機種が多かったのですが、

診断料の相場としては3000円~5000円程度が多く、部品交換を伴わない簡易修理であれば10000円~15000円程度、部品交換を伴う修理であれば、20000円~25000円程度が多いようです。

ミシンが意外と交換部品が多く確保されているため、そうとう昔に購入したミシンや、祖母などから受け継いた年代物のミシンでも修理して使える可能性がありますので、もし思い出の品などがある場合は、ジャノメミシンなど修理を受け付けている国内メーカーに問い合わせてみるのも一考です。

参考情報:ジャノメミシンの修理サービス料金表
https://www.janome.co.jp/products/sewing_machine/price.html

ミシンのレンタルサービスも人気

利用頻度がそれほど多くない方にとっては、ミシンのレンタルという手もあります。

レンタルを希望する機種にもよりますが、レンタル料金は3泊4日で3000円から4000円程度が多いです。

5回ほどレンタルすれば、先述したブラザーのミシンが買えてしまう値段になるので、レンタルする頻度によっては新品を購入してしまったほうがよいかもしれませんが、試しに使ってみたかったり、これからミシンを趣味にしようかと考えている人にとっては、ちょっとしたお試しサービスのつもりで使ってみるのも良いと思います。