特定保健用食品と健康食品の違い

セノビックに限った話ではないのですが、いわゆる健康食品というジャンルについて少しお話しておきたいと思います。

セノビックのミルクココア味

実をいうと、いわゆる「健康食品」「健康補助食品」と呼ばれているものは、メーカーが便宜上、名付けているものなので、どのようなドリンクでもサプリでも健康食品と名乗ることができるのです。

それとは対角線上に存在するものが、特定保健用食品と呼ばれているものです。

国立健康・栄養研究所のホームページも詳しく記載がされているので、ぜひお読みになっていただきたいのですが、国が定めた「特定の保健の目的が期待できることを表示した食品」だけが、特定保健用食品を名乗ることができます。

「保健の目的」という表現が難しく感じられるかもしれませんが、読んで字のごとく「体を健康に保つ」ということで、「健康を保つ目的が期待できる」と読みかえれば、意味が理解しやすいのではないかと思います。

つまり、「これは体に良いですと、国がお墨付きを与えた食品(飲料なども含む)」ということになります。

さて、セノビックはカルシウムを効率的に摂取するための健康補助食品のひとつです。

http://hfnet.nih.go.jp/contents/sp_health.php

しかし、上記のホームページの「「カルシウム等の吸収を高める」表示をした食品」「「骨の健康維持に役立つ」表示をした食品」を見ていただいてもわかる通り、セノビックの名前はありません。

つまり、セノビックは、(今のところは)特定保健用食品ではありません。

だからといって、セノビックの効果を否定するものではありません。

わたし自身はこのセノビックを大変気に入っており、実際にそれなりの効果も感じられているひとりです。

価格も良心的だし、味もおいしいし、メーカーも信頼しているし、成分表を見ても特に気になるものも入っていません。

「背が伸びる」という効果は別としても、セノビックは、ついつい誰かに紹介したくなるくらい、いい商品だと思っています。

しかし、それでも単に一個人の見解であり、国が効果を認めたものではないということだけは、よく理解しておいてほしいのです。

ですから、「背が伸びる」という効果が見られないからといって、一日の推奨摂取量を超えて過剰に摂取させるなどの無理をさせることは、かえってお子さんの健康を害する結果を招きかねませんので、ぜひ注意していただきたいと思います。(実際、キシリトールやビタミンCなどでも、過剰に採り過ぎると下痢になったりします。)

家電製品やパソコン関連商品の場合は割と気軽におすすめしたりするわたしなのですが、食品や健康食品を手放しで絶賛することには少し抵抗がありまして、ぜひ知っておいてほしいということで記載しているものなのですが、もし健康食品と特定保健用食品の違いを知らなかった方は、ぜひこの機会に知っておいてほしいと思います。

もちろん、セノビックはロート製薬という日本を代表する一流の製薬メーカーが製造している製品なので、しっかりと臨床結果も出ていることでしょうし、メーカー自体も決して過剰な宣伝文句を述べていませんし、成分表示を見る限り危険な物質なども一切含まれていないものと思いますが、個人差があるものですから稀に体質に合わない可能性もないとは言い切れませんので、くれぐれも過剰な期待をすることは避けていただいた方が良いと思っています。

飲むとすぐに効果が出るようなモノは劇薬ということになるため、医師でもないわたしたちが簡単に購入できるようにはなっているはずがなく、それゆえに「飲み始めたらすぐに身長が伸びた」といった口コミは、すこし控え目に見ておいた方がよいと思うのです。

もちろん、当方のケースも実際に背が伸びる経験はしましたが、今がちょうど成長期でもありますし、それなりに運動もしていますし、普段から牛乳や魚類などの食品で十分に栄養を採っているつもりですし、しっかりとした睡眠もあってこそのものだと思っているため、決してセノビックの効果によるものだけではないと考えています。

普段からの睡眠、運動、食生活を健康な状態に保ったうえで、それでもなお不足しがちな栄養素をプラスするという意味合いで、こうした健康補助食品を採っていくことが、体のために一番理想的だと小児科の先生もおっしゃっていましたので、過剰な期待をすることなく、あくまでも子供のペースにあわせたバランスの良い提供方法で試してみられることをお勧めします。

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