石油ファンヒーターの選び方、活用方法、燃焼方式の違い、メーカー特色、エアコンとのコスト比較、リコール情報など 石油ファンヒーターの選び方

石油ファンヒーターの人気ランキング

人気ランキング石油ファンヒーターは、用途や広さにあわせて様々な機種がありますが、主要なメーカーとしては、ダイニチ、コロナ、トヨトミの3社がリードしています。

かつては、パナソニック(松下電器産業)、三菱、シャープなども製造販売を行っていましたが、現在は製造されておらず、国内でのシェアとしては、先にあげた3社が独走状態となっているようです。

そこで、このページでは、ダイニチ、トヨトミ、コロナの3社の定番ともいえる人気機種をいくつかご紹介します。

部屋の広さによってバリエーションがあるため、今回は、「木造15畳/コンクリート20畳」のタイプを基準にしてご紹介したいと思います。

なお、わたしが特におすすめする機種は、こちらの石油ファンヒーターのおすすめ機種でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

ダイニチ 石油ファンヒーター FW-568Lシリーズ

ダイニチから製造販売されている、ブルーヒーターシリーズです。

圧倒的な保証年数と、耐久性に優れた、ダイニチの定番シリーズとなっています。

ダイニチ FW-567Lシリーズ

点火から約40秒で温風が吹き出てくるスピーディーさと、点火時や消火時に臭いがしない独自の機構、耐久性に優れた性能など、非常に評判がよいことが特徴です。

FW-567シリーズは、毎年マイナーチェンジされていて、灯油タンクの改良や、液晶画面の見やすさなど、毎年使いやすく改良されていることが特徴でもありますが、製品としての完成度は高く、型落ちのモデルを買っても十分満足のいく買い物となるでしょう。

実売価格は2万円強とお手頃ながら、コンクリート20畳サイズまで対応している強力な暖房性能ですので、広めのリビングでも十分に仕事をしてくれるものと思います。

実際に利用しているユーザーとしての感想ですが、とにかく壊れにくい印象で、リサイクル店で購入した2000年のモデルも、まだ現役で利用できているほどです。個人的にも非常におすすめしたいメーカーです。

現在は型番が4ケタになり、後継機種が発売されています。これまで評価されてきたシンプルなデザインや、ワンタッチで外せるキャップなどの人気機能はそのままに、着火時に鳴る放電時のパチパチ音をなくした「ノンスパーク機能」を実装するなど、地味ながらもさらに進化しています。お値段はそのまま(約2万円)なので、非常にうれしいアップグレードです。

コロナ 石油ファンヒーター ST5711BY(STシリーズ)

コロナから発売されている「STシリーズ」です。

こちらも、木造15畳、コンクリート20畳用として販売されている、コロナの普及価格帯モデルのひとつです。

コロナ 石油ファンヒーター ST5711BY(STシリーズ)

家電量販店や大型スーパーでも見かけることも多いですが、こちらも実売価格は2万円前後と、ダイニチのFWシリーズとの価格差はあまりありません。

ダイニチと人気を二分する形で認知されており、こちらも、低価格ながらパワフルな暖房性能を持つ機種として人気です。取扱店も多く、ダイニチ製品よりも安く価格提示されていることも多いので、価格優先なら迷うところといったところです。

ちょっとゴチャゴチャしたフロントパネル部分は好みが分かれるところですが、スタンダードシリーズらしく必要最低限の充実機能ですので、コストパフォーマンスを優先される場合にはよい選択肢です。こちらも現在は後継機種が発売されています。

トヨトミ 石油ファンヒーター LC-SL53B

トヨトミから発売されている石油ファンヒーター、LC-SL53Bです。

トヨトミ 石油ファンヒーター LC-SL53B

木造14畳、コンクリート19畳と、上記2つ尾機種に比べると、ほんの少しパワーが小さめです。

実売価格は25000円前後と、上記2機種に比べると少し高めですが、人感センサーを搭載するなど、他のメーカーにはない付加機能があることが特徴です。

トヨトミは愛知県のメーカーで、愛知県内の大型スーパーやホームセンターではよく見かけるのですが、それ以外の地域でも家電量販店などでよく見かけます。

デザイン性にも優れているので、インテリアなどとの調和を気にされる方にもおすすめです。

こちらも後継機種が発売されており、よりオシャレな外観になっています。上記の2機種に比べると若干値段が高めですが、燃焼方式が異なることと、昨日的にも上位機種らしい高性能を誇っているため、予算に余裕がある場合にはよい選択肢となるでしょう。