石油ファンヒーターの選び方、活用方法、燃焼方式の違い、メーカー特色、エアコンとのコスト比較、リコール情報など 石油ファンヒーターの選び方

メンテナンス方法について

メンテナンスは大事です石油ファンヒーターは、季節家電の代表選手でもあるため、利用しているシーズンはもちろん、オフシーズンの際でも、メンテナンスが必要です。といっても、何も特別なことは必要ありません。

これは、灯油タンクを挿入するフタを開けたところですが、ご覧のように、ゴミやほこりがたまりがちです。

石油ファンヒーターのタンクと本体との間には、不純物などをろ過するためのフィルターが付いていることが分かると思いますが、この部分に目立ったゴミやホコシなどがないかどうか、たまには点検するようにしましょう。

また、ファンの背面にあるフィルターをこまめに掃除することも必要です。

石油ファンヒーターは、内部で炎を燃焼させて、ファンで風を送るものですから、どうしてもファンのフィルターがホコリを吸いつけます。いわば、空気清浄機と同じような動き方をするからです。

ホコリがたまって、十分な排気が行えないと、燃費が悪くなるだけでなく、火災の原因にもなります。掃除機でちょっと吸うだけでも全然違いますので、こまめに掃除するようにしましょう。

ただし、着火中は絶対に掃除機で吸うなどの行為は控えましょう。炎を背面に引火させてしまう可能性がありますので、非常に危険です。掃除は、かんらず電源を落とした状態で行うようにしましょう。

そのほか、石油ファンヒーターをしまうとこには、内部に灯油が残らないよう、必ず使い切ってから収納するようにしましょう。

トヨトミの最新機種では、内部を丈夫に作っているため、灯油が残ったまま収納してもOKとの表記がありますが、出し入れの際に灯油をこぼしてしまう可能性もありますし、灯油は外気に触れていると劣化してくるものですので、出来る限り、タンク内に灯油が残らないよう、すべて使い切ってから収納するように心がけましょう。

また、使用中に煙が出たり、異臭がするなどの症状があらわれたときには、速やかに電源を切り、電源プラグも抜いておきましょう。

修理に出すなり、電気屋さんにメンテナンスを依頼するなどの手段が必要となりますが、内部を分解修理するオーバーホールという作業を依頼すると、だいたい1万円~2万円程度かかります。

小さい石油ファンヒーターなどの場合は、そのまま新品が買えてしまう金額になってしまうこともありますので、もしも3年程度使った石油ファンヒーターなのであれば、この段階で買い替えを検討するのも選択肢です。

修理をして使うというエコの姿勢は尊重しますが、新品を購入するよりも高額な修理代を支払うのは、取引コストという観点から見ると、あまり得策ではないことと、成熟製品といえども、毎年何らかのマイナーチェンジは行われているので、細々とした点の使い勝手が改良されているものです。

修理して使うor買い買えるは、個人の考え方の違いもありますが、3年程度利用した場合は、分解修理を行うよりも、新品を購入し直すことをおすすめします。