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医療経営士とはどんな資格なのか?

投稿日:2014年3月21日 更新日:

ここ最近、医療経営士という、あまり聞きなれない資格を耳にする機会が増えてきました。

どんな資格なのか、気になっている人も多いかもしれません。

最初に「取得しても何の役にも立たない資格」とだけは言っておきます。

なぜなら、就職で評価されることもありませんし、医療関係に勤務している人間からすれば、

「なに当たり前のこといってんの?」

的な、何の魅力もない資格だからです。

しいていえば、医療機関向け・医療関係者向けのサービスを行っている会社・・・たとえば福祉用品や、製薬会社、デイサービスの運営会社などの営業マンが

「医療経営士の持っています。わたし、医療ビジネスについて勉強はしています。テヘペロ」

というポーズに使える程度のものです。

医療経営士の資格が生まれた背景

海外では良い医療を受けたいなら相当のお金がかかるということは一般的な認知です。

しかし、日本は皆保険制度のおかげで、医療機関が利益を追求するイメージをもつ機会が少ないです。

保険適用外の美容外科や、保険がきかない審美歯科(歯列矯正)などではビジネス色が色濃く出ていますが、ふだんよく目にする町医者や市民病院だと、あまりビジネスの臭いがしません。

しかし、病院とてビジネスです。

利益が出てナンボの世界なので、病院経営を一般の会社の経営と同じようにマネジメントしていくことが必要だとの考えで策定されたのが、医療経営士という資格です。

たしかに、病院は超がつくほど高利益なビジネスなので、どんぶり勘定の先生は多いです。

そこで、ビジネス感覚を持つべきだという思想のもとにうまれた資格が、医療経営士です。

かんたんに言えば、病院経営の知識を持っているかどうかを試す認定資格ですが、病院の院長にしてみれば余計なお世話な資格なわけです。

国家資格でもありません。一般社団法人日本医療経営実践協会という団体が認定を行っている民間資格です。

アロマ検定や、パソコン検定や、グーグルアドワーズ認定資格と同じようなものです。

医療法人がこの資格の有用性を認めているわけでもなければ、資格取得の推奨をしているわけでもありません。

いわば、中小企業診断士の医療バージョンみたいなものですが、この資格を持っていたからと言って医療機関への就職が有利になるということは一切ありません。

しいて言えば、病院や歯科を相手にコンサルティングをしている会社や、病院に出入りする機会のある会社への就職が有利になる程度です。

じっさい、病院や調剤薬局では資格手当も付きません。

病院経営者からしてみれば、この資格をもっていたからといってスゴイとも何とも思われませんし、この資格を取りたいと思っている病院関係者はほぼいないでしょう。

医療経営士の資格の取得難易度

医療経営士資格は、その難易度によって3級、2級、1級とあります。

それぞれの合格率は3級で約50%、2級で約20%、1級は難易度が超高いです。

ですが、ここにもカラクリがあります。

1級になると、受験者数そのものがほとんどおらず、毎年20人程度しか受験をしないのです。

それは、受験資格のハードルが高いからです。

3級、2級の受験資格はとくにありませんが、1級の受験資格は、医療関係者に限られるのです。

医療経営士1級の受講資格は、医師、看護師、薬剤師または医療経営士として医療機関に勤務している者に限られます。

もしくは、医療経営士として医療機関で仕事をしているか?になります。

医療機関内での勤務実績がなければ受験できないのですが、病院関係者でこのような民間資格の試験を受けようと思う人が少ないので、受験者数が極端に少ないのです。

はっきりいって、医者がこんな資格は取りませんし、看護師さんも、薬剤師さんも、取得してもメリットのない資格は取得しません。

医者が開業するときに役立つといった記述も見受けられますが、医師が病院を開業する際は、それこそ医療法人、製薬会社、銀行、地元議会などなど、超がつくほどのエリートエキスパート集団からさまざまなサポートを得られます。

よって、このような資格を取得する過程で得られる知識などまったく必要ないのです。

じっさい、知り合いが勤めている調剤薬局では、この資格を持っているからといって資格手当はありませんし、そもそもこの資格のことも知られていないようです。

病院に勤務している人以外の受験者はいますが、認定審査をパスした人はいないため、

「病院関係者なら知っていて当たり前のことだが、病院に無関係な人間は取得することができない」

という、なんだか意味の分からない矛盾のある資格になっています。

資格取得の専門誌などでも、資格価値としては無いと明記されているほど、お勧め度は低く、取得して何の意味があるのか謎な資格です。

医療経営士の受験試験料は?

医療経営士の受験料はかなり高額です。

1級の試験は50000円、2級の試験は15400円、3級の試験料は8640円と、国家資格である宅建(受験料7000円)などと比べると、取得効果の割には高額な試験料設定がなされています。

ということで、医療経営士の資格は取得するだけ無駄な民間資格であるということだけは断言しておきます。







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