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調べてみた

きんぴらごぼうの語源は、あの金太郎の子孫。滋養強壮に使われるエナジーフードだった。

投稿日:2016年6月27日 更新日:

食物繊維をたくさん摂取できる定番のおかずとして人気のあるきんぴらごぼう。

きんぴらごぼう

腸を刺激して排便を促してくれるため、コレステロールを低下させ、発がん物質などの有害物質を排泄するので、ガンの予防にも役立つとして、便秘で悩む人以外にも人気の食材。

お弁当なんかに、ちょっと入っていると、なんだかうれしくなっちゃいますよね。

日本の味というか、おふくろの味というか、安心感を感じちゃいます。

でも、どうして「きんぴら」という名前がついているのか、ご存知でしょうか?

じつは、「きんぴらごぼうのきんぴらとは何か?」という問題は、辻調理師専門学校の公式テキストにも掲載されているほど、料理人の間では「知ってて当然の知識」として扱われているそうです。

そこでさっそく調べてみましたところ、答えは人形浄瑠璃にありました。

そもそも、ごぼうが日本に伝えられたのは、縄文時代から平安時代(794年~1185年)の間だそうなのですが、じっさいに食べられるようになったのは、ずいぶん後になってからのことで、江戸時代(1603年~1868年)になってからだそうです。

ごぼうの葉

つまり、存在は知られてはいたものの、じっさいに口にするようになるまでには500年~800年ちかく経ってからということですが、たぶん見た目の悪さと、アクの強さ、皮をむかないと食べられないという構造の問題があったのかもしれません。

ようやく江戸時代になってから日の目を見ることになったごぼうですが、江戸時代にはすっかり庶民の味として親しまれるようになったそうです。

このごぼうを切り刻んだ代表料理であるきんぴらごぼうは、家庭料理を代表するそんざいと食べられてきたのですが、それがどうして「きざみごぼう」「まぜごぼう」などではなく、「きんぴらごぼう」という名前になってしまったのでしょうか?

その答えが、人形浄瑠璃のなかにありました。

人形浄瑠璃は、江戸時代に人気を博した大衆芸能のひとつ。

音楽に乗せて聞く物語の「浄瑠璃」と、「からくり人形」という別々の分化が、西暦1500年頃に組み合わされて発展してきた、日本の伝統芸能です。

ちょうど安土桃山時代が1573年~1603年で、江戸時代が1603年~1868年ですから、安土桃山時代に生まれて、江戸時代になって盛んに上演されるようになった感じですね。

日本を代表する伝統芸能として現在も根強いファンに支えられていますが、2009年にはユネスコの無形文化遺産として登録されたこともあり、海外のファンも増え続けている、まさにジャパニーズカルチャーの代表選手です。

その人形浄瑠璃の人気の出し物のひとつに、『金平浄瑠璃』というストーリーがあります。

裏切り者によって都を追われた源頼義を、4人の戦士(四天王)がサポートして奪還するというストーリーなのですが、その戦士のひとりが、坂田金平(さかたきんぴら)という名前なのです。

ちなみに、坂田金平の親の名前は、坂田金時といいます。

金時豆の語源となった坂田金時なのですが、じつは幼名は金太郎でした。

そうです。

五月人形のモデルとしておなじみの、あの金太郎です。

金太郎

現代では「力は強くて気は優しい」というイメージを持たれている金太郎ですが、当時は「怪童丸」と呼ばれていたくらいで、やさしいイメージは一切なく、とにかく暴れ出したら手が付けられないという超問題児という設定でした。

その子孫である坂田金平も、やはり親の血を引いて力が強く、あばれまくって斬りまくるという人物像。

そこで、ゴボウを細かく切り刻む様子と、ゴボウの持っている強壮作用(成長ホルモンを促進するアルギニンが豊富で、当時の精力剤としても使われていた)であることから、傍若無人な坂田金平を連想させ、金平ごぼうという名前になったそうです。

きんぴらごぼうの名前の由来が、人形浄瑠璃に出てくるキャラクターだったということも驚きでしたが、金太郎がじつはあまりいい人ではなかったというのが、個人的にはなかなかショックな事実でしたが、さまざまな名称の由来って、面白いものですね。







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