DELL Vostro 3750のHDDをSSDに交換して爆速化してみた

DELLから発売されていた大画面ノートPC、Vostro 3750をヤフオクでゲットしました。

DELL Vostro 3750

長い間使っていた15インチのノートPCがヘタってきたため、ノートPCを買い替えることにしました。

主な用途はワードやエクセルなどのオフィス系ソフトのほか、ユーチューブやhuluなどのストリーミング動画鑑賞がメインなので、ハイスペックなPCは必要なかったのですが、どうせならノートPC以上、デスクトップ未満くらいのミドルスペックのPCが欲しいなと思っていました。

そこで注目したのが、15インチのノートPCよりひとまわり大きめの17インチのノートPC。

どの機種にしようか迷っていたのですが、いままでのノートPCは光沢液晶(グレア)だったため、照明の映り込みが激しく、みづらいと感じることが多かったため、今回は光沢無し(ノングレア)のノートPCを選ぶことに。

そこで候補に挙げた機種は以下の3つ。

・hpの4730S
・DELLのVostro 3700
・DELLのVostro 3750

いずれも17インチのノートPCです。

13インチノートとして軽量かつ堅牢なRX3やR731が気に入っていたため、東芝製のノートPCはかなり気に入っていたので、dynabook Satellite T572も捨てがたかったのですが、ほとんど出品されている様子がなかったことと、液晶が光沢仕様だったため、断念しました。(OSもWindows8でしたし・・・)

発売時期がいずれも2011~2012年なので、中古市場だと価格もこなれてきているだろうと思い、オークションや中古販売サイトなどを探しました。

上記のうち、DELLの3700だけは第一世代のCore iシリーズ搭載機種となりますが、体感できる程の速度差は感じられないだろうということと、ヘビーな動画編集などをする予定もなかったので、いずれのマシンでもCore i5以上のCPUを搭載しているなら良しという条件で探していました。

落札価格を見てみると、どの機種もだいたい25000円前後で取引されていることが多かったため、「25000円以内で買えるなら、どれでもいいや」という意気込みで狙っていたところ、ちょうど都合よく出品されていたのがDELLのVostro 3750だったということで、購入してみました。

落札金額は25000円に消費税と、ちょっと予算をオーバーしてしまいましたが、いったん気になりだすと、いつまでもオークションにかかりっきりになってしまうので(苦笑)、多少の予算オーバーには目をつむることにしたのでした。

さて、入金を済ませて早速届いたVostro3750。

3750-003

開封するなり「意外とコンパクトでいいじゃないの」と感じました。

スペックは以下の通り。

17.3インチのWLED非光沢液晶で、解像度は1600×900ピクセル。
チップセットはモバイルインテル HM67 Expressチップセット。
CPUは第二世代となるインテル Core i5-2450M(2.5GHz, 3MB キャッシュ) で、最大クロック数は3.2GHz。
グラフィック専用処理を行うGPUにはNVIDIA GeForce GT525M /1GBが搭載。
光学ドライブは8倍速DVDスーパーマルチ。
内蔵フルHDカメラにアレイマイク、Dell Webcam。
そのほか、有線LANはギガビットイーサネットネットワークに、ワイヤレスLANは802.11b/g/nに対応。
2つのUSB2.0ポートに、2つのUSB 3.0ポートと合計4つを装備。ほか、HDMI、VGA、マイク&ヘッドフォン端子、SDカードをはじめとする8規格に対応したカードスロット。
重量は3.0 kg。

ちなみに標準ハードディスクは320GB、メモリは4GBですが、128GBのSSD、8GBのメモリに交換予定ですので、とくに気にせずに購入しました。

17インチのノートPCはデスクトップ代替機と言われるサイズですが、まさにその言葉通り。

これまで15インチまでのノートPCはたくさん買ってきましたが、17インチのノートPCは初めて。大画面なノートPCがこれほど使いやすいものだとは知りませんでした。

電源オンして感じたことは、キーボードの感触が素晴らしいこと。

3750-004

安価なキーボードにありがちな「ペチペチ」感がなく、メカニカルキーボードのような打鍵感があって、誤って隣のキーを叩いてしまうなどの入力ミスもずいぶん減りそう。キーピッチがフルサイズのキーボードと同じ19mmが確保されていることと、キー同士がしっかりと分かれているので、非常に打ちやすいです。

キーストロークも長めなので、打ちごたえがあります。

key1

こんな感じ。

key2

経年劣化しているはずなのに、打鍵感がカチカチとしっかりとしていたので、よほどつくりが良かったのだろうと思います。

keypich

うれしい誤算としては、光るキーボード仕様だったこと。

hikaru

実用面ではあまり意味のないオプションではあるのですが(苦笑)、暗めの部屋でキーをたたくと、間接照明のようにキーボードがふわっと浮き上がって見えるのはなかなか幻想的。気分がアガりますね(笑)

入出力端子も当時としては十分すぎるほどの充実ぶりで、USB2.0の端子だけでなく、USB3.0端子もあります。それぞれ2基ずつ搭載されているので、ワイヤレスマウス、外付けHDD、スマホを接続しても余裕です。

ほかにも、ギガビットの有線LAN端子のほか、HDMI出力もあり、テレビへの出力もばっちり。もちろん無線LANも内蔵。

さすがは3700の改良版ともいえる3750。

3700が発売された当時、有名どころのメディアでモンスターマシンと評されていただけのことはあります。

http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/14/news039.html

画面がただ大きいだけでなく、解像度も1600×900ドットの高解像度と作業領域も十分。

フルサイズのキーボードを搭載している点と、17.3インチという大画面のため、15インチのノートPCより横幅は少し広いですが、15インチノートとさほど変わらない設置スペースで、なおかつデスクトップ並みのスペックを持っている3750は、非常に良い買い物になりました。

ホビーマシンとしてはもったいないほどのスペックで、大満足の1台となりました。

さらに特筆すべきはSSDに交換した後の爆速ぶり。

いつものように、AcronisのTrueImageでディスクをコピーしての交換作業。

acro

HDDの状態でも30秒ほどで起動していましたが、SSDに換装したあとの起動速度は20秒かからず起動してくれるほどの大幅な速度アップ。

3750-002

もちろん、起動後のアプリケーション起動もサックサクで、最新機種のエントリーモデルよりもはるかに快適だと感じます。

SSDへの交換と同時に、メモリの増設(4GB⇒8GB)も行いましたので、快適度はさらにアップしています。

さすがはDELLのBTOモデルだけあって、交換方法もとっても簡単です。

裏面にあるネジを数本外すだけで、HDDとメモリにアクセスできます。

memory

HDDはマウンターに固定されていますが、かんたんに取り外しが可能です。

hdd-ssd

せっかくなので、試しにドラゴンクエストXのベンチマークソフトを動かしてみました。

dq10

もっとも、3750の発売時期が2011年なので、いまどきのゲームではさすがに負荷が高すぎるようですが、それでも低画質・低解像度で遊ぶ分には十分なベンチマーク結果を出してくれました。

dq101

ということで、スペースの都合で「デスクトップを買おうか、それともノートPCを買おうか」と迷っている方にはもちろん、リビングのテーブルの上でパソコンを使いたいという方にもめちゃめちゃオススメできる1台です。

ヤフオクでも値段が相当こなれてきていますので、完動品で25000円前後で購入できそうなら、間違いなく「買い!」だといえるでしょう。

大画面かつ処理速度も速く、なおかつお値打ちにノートPCをゲットしたい方には、狙い目の機種です。

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