データ通信専用の格安SIMでLINEを使う方法(ガラケーとの2台持ちユーザー向け)

ドコモ、Au、ソフトバンクなどの携帯電話会社(キャリア)よりもバリエーション豊かな通信プランを持っているMVNO(仮想移動体通信事業者)。

このページにも、「月額1000円未満で使える格安SIMカード一覧」を紹介していますが、なかでもイオンSIM(b-mobile)やIIJmioなどの格安SIMカードが人気です。

スマートフォン1台だけを持つよりも、料金プランの安いガラケーに、格安SIMカードで動かすスマートフォンを組み合わせることによって、スマートフォン単体よりも通信コストの大幅な削減ができることが魅力のひとつですが、今回は格安SIMでLINEを使う裏技です。

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LINEを使うときは、アカウント登録時に携帯電話の番号が必要です。

というのは、認証コードが携帯電話のSMS(ショートメールメッセージ)で送られてくるためです。

しかし、そもそも通話機能がない格安SIMカードでは、SMSが使えないため、認証コードを受け取ることができません。

LINEはもともと1携帯番号につき1アカウントという方式だからです。

そこで、こんな方法を使うことで、LINEを開通させることができるようになります。

ガラケーと、格安SIMで運用しているスマートフォン(タブレット)との2台持ちをしていることが前提となりますが、参考になれば幸いです。

※SMS機能付き、または通話機能付きの格安SIMカードの場合は、こうした面倒な手順を踏む必要はありません。

まず、LINEをインストールします。

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新規登録の選びます。

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すると、あらかじめ番号が入力されています。

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しかし、この番号は、便宜上SIMカードに付与された電話番号なので、通話契約のないデータ通信プランでは、SMSを受け取ることができません。

よって、ここでガラケーの電話番号を入力します。

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スマートフォン(タブレット)側では、「認証コードを入力してください」という画面になっていますので、ここで先ほどのガラケーを見ます。

すると、SMS経由でメールが届いているはずです。

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開封すると、そこには4ケタの認証コードが記載されています。

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この4ケタの番号を、スマートフォン(タブレット)に入力して、次へを進めば、アクティベーション完了です。

はやいはなしが、スマートフォン側の電話番号を、ショートメールを受け取れる番号に偽装するってことなんですが、認証コードさえ受け取れればよいので、家族のなかで携帯電話を持っている人がいれば、認証のときだけ番号を借りてしまえばOKです。

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ただし、アクティベーションに使った番号でほかのLINEアカウントを作ることはできませんので、「LINEなんか絶対に使わない」という家族の電話番号を使いましょう。

ちなみに、通信速度の格安SIMカードだからといって、応答速度は十分です。

遅延なくメッセージを送ることができるのはもちろんですが、LINEどうしの通話もまったく問題なくクリアな音声で使えます。

格安SIMカードをつかって2台持ちをしているユーザーに、おすすめですよ。

追伸:
最近では、SMS機能付きのSIMカードも出ています。

たとえばIIJmioでは、SIMカード1枚につき月額151.2円(税込)を支払うことで、SMS機能をオプションとして付与することができます。

このSMS機能付きのSIMを使えば、MVNOで使っているスマホでLINEからの認証番号をSMSをダイレクトに受け取るができるようになります。

アンテナピクト問題もなくなり、電波のツカミもよくなり、バッテリーの節約にもなりますので、格安SIMでLINEを使いたい場合の有力な選択肢になります。

IIJmio SMS機能付きSIM

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