車庫証明はグーグルマップでかんたん! 自分でできる車庫証明書の書き方と手続きを実例写真入でレクチャー

車庫証明を自分でやろうと思ったときに面倒くさいのが地図作成なのですが、最近はグーグルマップでつくった書類でも車庫証明を受け付けてもらえます。

そこでこの記事では、自分で車庫証明を取得したい人で、できる限り時間もお金もかけずにグーグルマップを使って車庫証明をする方法をレクチャーします。

中古車を買い替えることになったのですけれども、諸経費を少しでも安くあげるため、自分で車庫証明をすることになったのですが、とてもカンタンでしたので備忘録として紹介します。

納車までの手順は店によって違うと思いますが、中古車屋さんとの打ち合わせによっては、自分で車庫証明をすることで諸経費をさらに値引きしてもらえることもあります。

なので、「車庫証明自分でやるから、もうちょっと安くしてよ」の交渉をする際にでも役に立てばうれしいです。

目次

車庫証明の手順

車庫証明を出してもらうときのおおまかな手順ですが、

1・警察署に申請用紙をもらいに行く
2.警察署に申請用紙を持っていく
3.印紙を警察署内で購入して書類を提出する
4.4日後に車庫証明書をもらいに行く

となります。

中古車を購入した場合は、たいていお店が申請用紙の書類を手渡してくれます。

具体的には、4枚写しになった「自動車保管場所証明申請書」と、「保管場所の所在図・配置図」という書類がそうです。

もしも駐車場が賃貸の場合は、これと併せて「保管場所使用承諾証明書」なる書類も、もらいます。

「自動車保管場所証明申請書」は、自分の氏名や住所を記入するだけなので、特に難しい点はありません。

また、「保管場所使用承諾証明書」に関しては、駐車場の貸主(つまり大家さん)に記入をしてもらう必要がある点がちょっと面倒ですが、車庫証明を申請することを嫌がらない大家さんの場合は、すんなり記名・捺印してもらえるので、これも問題ないでしょう。

保管場所使用承諾証明書

最大の難関は、保管場所の地図と配置図

面倒くさいのが、「保管場所の所在図・配置図」です。

記入スペースが左右2つに分かれていて、それぞれ左が保管場所の所在図。

右が配置図です。

保管場所の所在図・配置図

自宅と駐車場の位置は、直線距離で2キロ以内でなければならない決まりがあるのですが、そうした位置関係が分かる見取り図と、駐車場全体の見取り図を描く書類です。

でも、地図を書きなれていない場合は、ちょっと苦労します。

あくまでも「警察に現地を見もらうための道案内」となるものなので、それほど神経質にならないくてもいいのですが、あまりに分かりにくい地図だったり、雑な地図だったりすると、警察で受け付けてもらえません。

そこで、そこそこのクオリティの地図を書かなければならないのですが、この書類の左側、つまり「保管場所の所在図」に関しては、グーグルマップで代用することができます

目印があるエリアで、かつ駐車場と自宅を含ませられるエリアに住んでいる方は、グーグルマップをA4用紙に印刷して、添付書類として一緒に提出することで、地図づくりをしなくても済みます。

グーグルマップがいまほど浸透していなかった頃は、警察署に提出しても

「ちゃんと手書きで書くか、住宅地図のコピーを添付してください」

と言われていた時期もあったのですが、ここ最近はグーグルマップでもまったく問題なく受け付けてくれるようになりました。

ただし、全ての地域・警察署で受け付けてくれるとは限りませんので、一度ダメ元で提出して、ダメだったら書きなおす必要があることも覚悟しておいてください。

それに対して、右側の「保管場所の配置図」の方は、自分で書かなければなりません。

自宅の駐車場の場合は簡単でいいのすが、駐車場を借りている場合は、見取り図を自作して記入しなければなりません。

自分が毎日車を停めている場所でも、意外と正確には覚えていないものです。

よって、夜中にこうして駐車場の見取り図を調査しに行くことになります。

怪しさ満点ですが、これも節約の一環だと思って気にしないでおきましょう(笑)

車庫証明の書類づくりに、あると便利なアイテム

駐車場の確認をする場合は、デジカメとメモ用紙を持っていくと便利です。

実際に配置図の記入するときは、まずは方眼紙に鉛筆で下書きを書いてから、ボールペンで清書するようにすると、間違いが無くていいです。

ちなみに、今現在、停めている車があって、車の購入と引き換えに新しい車を手に入れるという場合は、「保管場所の所在図・配置図」の下段に「登録番号」を記入する欄がありますので、今のっている車のナンバーを記入しておきます。

警察が駐車場を調査しに来た際に、車が止まっていたり、荷物などを置かれていて「これは車が置けない」と判断された場合には、申請が却下されてしまいますが、今使っている車が駐車所に置かれてあるのは自然なことなので、あらかじめ「こういう車が止めていますが、それはわたしの車ですよ」と申告しておくためのものです。

書類が完成したら警察署に持ち込む

書類の準備が完了したら、今度はその書類一式を持って、警察署に出向きます。

ほとんどの警察署では、平日の朝9時から夕方5時までが受付時間となっていますので、出向く予定の警察署に確認はしてみてください。

交通課に「車庫証明」というコーナーがありますので、そこでざっと目を通してもらい、問題が無ければその場で印紙を購入し、申請書類を提出します。

このとき、約2700円程度の証紙をその場で購入することになりますので、くれぐれも手ぶらで行かないようにしましょう。

提出がすんだら、ものすごく簡素な「引換券」みたいなペラい紙を渡されます。

グーグルマップで車庫証明は取れたか?

さて、この書類を申請してから4日後。

引換券を持って再度警察署に出向き、出来あがった証明書類をもらってきます。

無事に車庫証明がとれました!

ディーラーや中古車ショップも、こうした申請作業を外注していることが多く、その多くは行政書士がやっています。

平日に2回、警察署に出向く必要があるので、有給休暇やフレックスタイムと組み合わせないといけないっていう点がちょっと面倒ではありますが、たったこれだけの作業をするだけで2万円近く値引きしてもらえることもありますので、お近くに警察署がある場合はぜひチャレンジしてみてください。

安い中古車を15台も乗り換えてきて思うこと

わたしにとって車は、あくまでも自転車代わりくらいのイメージ。

だからこそ、できる限り安く買いたいのですが、手放すときもなるべくなら高く買い取ってもらいたいですよね。

もう15台以上乗り継いでいますが、そんなわたしが確信をもっていえることは、車は下取りに出すよりも買取に出したほうが99%得するということ。

自分で売りに行かなければならないという手間が生じるので当然なのですが、わたしの場合はトヨタのノアを下取りに出さずに買い取りにしたとき、20万円以上の差が出ました。

すべての車で有利になるとは言えませんが、年式の古い車や10万キロ以上走った車でも、下取りという名の無料引き取りではなく、自前で買い取りに出したほうが得でした。

わたしの場合は自宅の近くにガリバーがあるので頻繁に利用していますが、ガリバーでの買取の様子をブログで紹介しています。

そろそろ乗り換えを考えている人はもちろんですが、車の査定は「今すぐ売る必要がないとき」にこそやっておかなければ意味がありません。

なぜなら、相場を知ってこそ初めて「あそこだと買取金額にコレくらい提示してくれたんですけど、もうちょっと下取り価格あがりませんか?」の材料ができるからです。

たとえ最後は下取りに出すことになったとしても、買取り金額を知っておいて損になるはずは絶対にありませんので、ちょっとひと手間かけることは忘れないでください。

大きな買い物をするときって、だいたい金銭感覚がおかしくなるものです。

3万円は大金のはずなのですが、152万円と149万円だと、なんとなく変わらない感じに思えてきたりしませんか?

ちょっとの差だと思えてしまうところが怖いのですが、買取りサービスにちょっと見積もりをしてもらっておいて、

「あそこだとこれくらいだったけど」

の一言が言えるだけで3万円から5万円くらいは変わることはざらなので、もし買い替えを検討しているなら、相場だけでも調べておくことをおすすめします!


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