東芝のレグザブルーレイ DBR-C100を買ってみたレビュー

東芝から発売されているコンパクトなブルーレイレコーダー、DBR-C100を買ってみました。

自宅で使っているテレビは、録画機能付きの日立のWooo。

液晶ではなくプラズマタイプですが、録画機能がもともと付いていたので、後から買い足したものはといえばDVDプレーヤーくらいなもの。

Woooを購入する前は、録画機能なんて特に必要ないと思っていましたが、実際に使ってみると非常に便利で、CMを飛ばせたり、見たい時に見られたり、追っかけ再生ができたりと、今では「録ってから見る」が当たり前になってしまい、必需品のひとつとなっていました。

ところが実家のテレビは、パナソニックのビエラシリーズ。

録画機能付きの液晶テレビが出回る前に売られていた製品です。

ただ、実家の家族はこの手のAV危機にはうとく、プレーヤーの類は買っていませんでした。

DVDプレーヤーすら持っておらず、テレビだけがドーンと置いてある状態だったのですが、たまたま見たドラマが面白かったらしく、手軽に録画できる装置があるなら欲しいということになり、候補に挙がったのが今回の東芝DBR-C100でした。

ただし、そこは機械音痴なので、購入前の機種選びの条件としては、簡単に録画・再生できれば、それでいいということ。

高機能なものは、かえって操作が複雑になりそうとのことで、できるだけシンプルな機能に絞った製品が欲しかったようです。

ハードディスクの容量やら複数番組の同時録画機能などを説明しても「なんや、ようわからん」くらいの知識しかないので、昔のVHSビデオデッキのようなノリで使える程度でいいとのことだったので、当初は単体のHDDレコーダーを購入する予定でした。

そこで候補に挙がったのは、バッファローから販売されていた激安のHDDレコーダー。

安い割に、PC周辺機器メーカーが作ったものらしい「サクサク感」が非常に良かったので、今回もそれでいいやと思っていたのですが、DVDプレーヤーもないことだし、どうせならプレーヤーが付いているものにしようかということになり、このDBR-C100が急浮上。

とはいえ、マルチチューナーなんかも要らないし、光学ディスクに記録してまで残すつもりもないし、ましてやブルーレイなんて「何ソレ?」みたいな状況。

そのため、HDDレコーダーにDVDプレーヤーがくっついているような、本当にシンプルな機種でいいやと考えていたのですが、逆にそうしたローエンドな機能は見当たらず。

ディスクに録画やコピーなどをする予定は今後も一切ないのですが、ブルーレイのプレーヤーが思っていたよりもずいぶんと安く買えることが分かり、この機種になったのです。

最初にこの機種のカタログをみたときは、ブルーレイはてっきり再生専用なのかと思っていたのですが、ブルーレイへの記録もできると分かり、ちょっと驚いてしまいまったくらいです。

そんな、「なんとなく探していたら、値段が一番安かったので選んだ」という安易な理由なのですが、意外と使い勝手がよかったので、もう少し詳しくご紹介してみたいと思います。

アマゾンで購入しましたが、22000円くらいで購入できました。

注文すると翌々日には到着。

早速開封してみます。

箱を開けたときの第一印象は「小さい」です。

てっきりVHSのビデオデッキくらいのサイズはあるのかと思っていましたが、よく考えてみたらディスクトレーくらいしかかさばるパーツはないわけで、いまどきのレコーダーってコンパクトになったんだなぁと驚きました。

本体のほか、付属品はリモコンと説明書、B-CASカードにコンポジット出力用のケーブルなど。

HDMIケーブルは付いていないので、液晶テレビに接続するならぜひとも買っておきたいです。

背面の接続端子類はこんな感じ。

過不足なくシンプルな感じです。

ちなみにB-CASカードは前面に入れるタイプなので、設置後に出し入れが必要になっても安心です。

早速テレビに映してアンテナのセットアップなどをしますが、ナビゲーション式の案内にしたがって自動的に設定が完了するので、特に悩む点はなし。

応答速度はまぁまぁですが、特にモッサリ感はなく、あまりストレスは感じません。

リモコンはこんな感じ。

左はテレビのものです。各社のテレビを操作するための簡易リモコン機能も付いているので、入力切り替えやチャンネル切り替え、音量などの操作が可能です。

早速録画テストしてみますが、録画ボタンをポンと押すだけで録画が開始されるので、簡単です。

さすがHDDレコーダーだけあって、画質は文句なし。

取りたい番組が決まっている場合は、番組表から録画しておけばいいので簡単です。

ひとつだけ難儀だったのが、番組表。

番組表ボタンを押しても、なぜか今見ている番組の番組表しか表示されず、おかしいなぁと何度もアンテナセットアップを繰り返したのですが、番組一覧を表示させるには、一度でもそのチャンネルを見たことが必要な様子。

そこで、とりあえず全チャンネルを順番に少しずつ見てから番組表をひょうじさせてみると、無事全ての番組表が表示されるようになりました。

そのほかは、操作上で特に困るような点はなく、いたってシンプルに利用できています。

セットアップ上で唯一忘れる可能性がありそうなことは、B-CASカードを入れ忘れないことくらいでしょうか。

一度でも地デジテレビやレコーダーを購入した経験があれば、カードを挿入しなければならないことを思いつくはずですが、不慣れな場合だと、うっかり忘れてしまって、何も映らないと故障を疑ってしまうかもしれません。

ちなみに下記の画面が黄色っぽいのは、デジカメのせいで、実際にはもっと白いです。

この先もブルーレイで記録することはおろか、ブルーレイのレンタルすらしないだろうとは思いますが(笑)、この価格でHDDレコーダーとDVD/ブルーレイレコーダー&プレーヤーが手に入ると思えば、非常に安い買い物でした。

シンプルなことが売りでもある機種なので、設定できる項目も少なく、物足りない人も色かもしれませんが、出来る限り簡単に操作できるシンプルなレコーダー兼プレーヤーが欲しいという方なら、いい買い物だと思います。

ひとつだけ難点をいえば、昔のビデオデッキと違って、あまりに画質がきれいすぎて、今見ているのがテレビの映像なのか、レコーダーの映像なのかの区別がつきづらい事らしいですが、こうした機器が2万円ちょっとで買えるようになったのだと思うと、本当に驚くばかりですね。

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