解体工事の現場で働く俺が失敗しない解体工事のコツを教えるよ

家の解体工事って、分からないことだらけですよね。

家の解体工事のコツ

なにから手を付けてよいかわからないし、そもそも「何が分かっていないのかすら、分からない」という人が大半だと思います。

家の解体工事

というのも、建築業界に携わっている人でもなければ、自宅や実家などの建物・建築物を解体工事で取り壊す機会なんて一生に一度あるかないかだからです。

解体工の様子

それに、マンション住まいなら自らが解体工事を依頼する機会はありませんし、相続や新築で一戸建てを持っている人でも、自分が生きている間に建て替えの機会がある人も多くありません。

一戸建ての解体工事の様子

ましてや解体工事は、発注から更地になるまでの過程はどうあれ、最後は「すべて無くなってしまう」ものなので、やり直しがきくものではありません。

おまけに、どんなに小さな家屋といえども、いざ工事をしようとすると、数十万円から数百万円もの費用がかかります。

すべてなくなってしまう解体工事

つまり、解体工事は多くの人にとって、一生に一回あるかないかの工事にもかかわらず、経験を積むことができないリスクの多い工事なのです。

それだけに、後悔のない工事にしたいものです。

そこで今回は、失敗しない解体工事の発注のコツをご紹介してみたいと思います。

実家の解体工事って、いったいどうすりゃいいの?

解体工事を検討するきっかけとして多いのが、老朽化した自宅の建て替え目的や、相続した実家の売却目的なのだそうです。

ほかにも

・所有している空き家やプレハブの撤去
・更地にして駐車場にしたい
・借地権の返却(更地にして返さなければならない)

などがあります。

そういえば街中でもたまに見かけますよね。

おそらく生前の親父さんが趣味で作ったのであろうプレハブやコンテナハウスが庭や私有地にあって、あちこち錆びついて誰も使っていなさそうな物件なのに、家族も年老いていて手が付けられずにそのまま放置されている・・・なんていうケース。

わたしの場合は、高齢化した両親との死別がきっかけで、実家の解体工事が気にかかるようになりました。

「いまはまだオカンは元気だけど、いずれそういう日が来るよなぁ・・・」

と。

もしかしたら同居するかもしれないし、もしかしたら自分が住むことになるかもしれない。

でも、移り住むことなく空き家になって、やがて手放す日がくるかもしれない。

いろいろな状況をぼんやりと想定しては、先送りにしてきたのです。

けれども、もはやその猶予も少なくなってきました。

そこで、

「いますぐ解体工事を依頼するわけではないけれど、来るべき日のために、どの程度の費用やお金を覚悟しておかなければならないか、おおまかにでも知っておきたい」

と思ったのです。

解体工事の実情ってどうなの?

じつは、20年来の友人の息子が解体現場で働いています。

190cm近い身長と、趣味が筋トレというガタイの良さから声をかけられて始めたそうです。

日当は13000円~15000円くらい。

朝の7時くらいに家を出て、夕方は5時までひたすら解体作業。

ひとつの現場はだいたい2~3週間ほどで、解体作業が完了したらまた違う現場に移動して・・・という生活を2年ほど続けているらしいです。

解体工事の現場の様子

そんな彼曰く、

「重機が使えない自分らみたいな下っ端は、ハンマーで床を叩いたり、壁を引っぺがしたり、ホコリまみれになりながら建材運び出したりで、スーパー便利屋みたいな仕事ですね」

「自分はまだ木造建築しかやったことないっすけど、イオンに入ってる店舗の撤去とか、ラーメン屋の解体とかもやりましたよ」

「ぶっちゃけどこの現場でもやることはいっしょだけど、頼む業者によって値段や手際はだいぶ違うと思います」

とのことで、いろいろ詳しく聞いてみました。

解体工事の相場はいくらくらい?

とりあえず現地を見てみないことにはざっくりした金額すらも出ませんが、おおよその目安となる相場があります。

とはいえ、

・建物の大きさ(広さ)
・ 建物の構造

・ 建物がある場所
・ 廃棄物の有無
・ アスベストの有無
・ 地中の埋設物の有無
・ 建物以外に解体が必要なモノの有無

などによって大きく違うため、あくまでも目安にしかなりませんが、

・木造建築で2~5万円/坪前後
鉄骨造で4~7万円/坪前後
鉄筋コンクリート造(RC)だと5~8万円/坪前後

が費用の相場といわれています。

ほとんど更地になった解体現場

もちろん、同じ坪数でも階数が高くなれば使用する重機の種類も数も変わります。

そのため、市街地などで見かける3階建てや4階建ての狭小住宅ともなれば、土地が小さい割には高度な解体技術が求められるため、解体費用が高くなる傾向にあります。

補助金の有無はとくに(自分で)調べなくてもいい

地域によっては景観保護、放火・不法投棄、倒壊、不審者の住み付きなどを防ぐ目的などで解体費用に助成金・補助金が使えることがあります。

たとえば、

・老朽化危険家屋解体工事補助金
・危険廃屋解体撤去補助金
・木造住宅解体工事費補助業

などです。

地域によって用意されている補助金は違いますが、国政ではなく自治体による制度によるため、必ずしも適用されるとは限りません。

それに、

・空き家になったままで他に用途がない
・個人が所有している物件
・居住用の建て替えを前提とした解体工事である

などの前提条件が設けられていること多いです。

そのため、「まずは情報収集を・・・」と考えてしまいがちですが、地元の業者は補助金事情もよく分かっているので、補助金が適用できる場合は業者側から教えてくれることが多いです。

自分の地域でも補助金が使えるかどうか気になる場合は、見積もりの過程で「自分の場合、使える補助金ありますか?」と聞いてみてもいいと思います。

解体工事でありがちなトラブルってあるの?

解体工事に限ったことではありませんが、リフォームや外壁塗装などの土木建築業はトラブルが多い業種です。

たとえば以下のようなことがあります。

・工事の途中で放棄されてしまった(工事を完了しないまま逃げられた)
・それにもかかわらず今でも何食わぬ顔で営業を続けている
・解体だけやって廃材を置いたまま。廃材処分費用は別料金だといわれた
・見積もりが甘すぎて追加費用がかさんで最初の見積もりの倍以上かかった
・近隣に挨拶や説明をせず工事を始めたため近所付き合いがやりにくくなった
・何代かわからない費用がたくさん書いてあって見積もりや請求内容の妥当性が分からない

ほかの業種では考えられないことではありますが、やはり建築業界や不動産業界は、よく言えば男っぽいイメージ、悪く言えばちょっと怖いイメージがありますよね。

そのため、イカつい兄ちゃんや強面の営業マンに引け目を感じてしまって、不満があったとしてもなかなか言い出せなかったり、たとえ文句を言ったとしても泣き寝入りになってしまうことも多いといいます。

それゆえに、最初の業者選びが大切なのです。

解体工事の見積比較は優良業者の選別フィルタとしてかなり使える

車の買取、引っ越し、リフォーム工事、外壁塗装などで一括見積サービスの利用は当たり前の時代になりました。

「一般のお客さんにとって、わかりにくくて不透明に見える業界ほど、一括見積サービスが普及しやすい」

からです。

解体工事業界も同じです。

ハウスメーカーも、建築屋も、リフォーム屋も、解体業者も、似たような仕事というか、同じ業界の仲間のようなイメージを持っている方が多いかと思いますが、じつはかなり仕事内容が違っています。

家をガンガン壊すクレーン車

同じ解体業者だとしても、解体重機を持っていなかったり、解体した後の処分費が別料金だったり、工事前後や工事中のご近所配慮が欠けていたりと、そもそも業界の標準基準がないため、適当な工事をする業者はいくらでもあります。

たとえ悪気がなくてもです。

その点、一括見積サービスから紹介してもらえる業者は、少なくとも最低基準をクリアした業者しか加盟できないため、

「とんでもない悪徳業者」や「どうしようもないポンコツ業者」

にあたる可能性がほとんどないのです。

もちろん、複数の一括見積サービスに加盟している解体業者もいるので、すべての見積サイトに登録する必要はありませんが、少なくとも3社程度からは見積もりを取って比較検討できる状態は作っておくべきです。

なぜなら、「違いがわからなければ、検討する余地がないから」です。

解体工事の一括見積(無料)サイトはいくつかありますが、

・運営母体の社歴や実績
・独自保障や交渉サービスの有無

・加盟している業者さんの質(の担保)
・カバーされている地域・エリア
・利用者の満足度や評判

などの点で違いがあります。

サイトの雰囲気やカバーしているエリアに若干の違いがありますが、どの一括見積サービスも「独自の加盟基準」をクリアした解体業者しか参加していません。

そのため、極端にガラの悪い業者や評判の悪い業者、適当な工事をする業者は混ざっていませんが、なかでも評判のよい一括見積サイトをいくつか紹介します。

主要な解体工事一括見積サービス

オススメ1.解体無料見積ガイド

対応エリア:全国

解体工事に関する免許や許可証を取得している解体業者しか加盟していないことに加え、常に解体業者との間に入ってくれるため、不当な追加請求をされたり、工事途中で放棄されるなどのリスクがありません。また、工事前後の近隣挨拶や、不法投棄をさせないなど、技術だけでなく礼儀などの細やかな配慮が徹底されているため絶大な安心感があります。

加盟にあたっては解体業者の訪問調査まで行っているため、評判のよいトップ7%の業者のみを厳選して紹介してもらえます。グーグルの口コミ数でも4.9点と高く、問い合わせ件数も業界ナンバー1とされています。

オススメ2.クラッソーネ

対応エリア:全国

NHK、日本経済新聞、ワールドビジネスサテライトなどでも度々取り上げられることのある大手一括見積サービスのひとつ。

加盟業者は1000社以上。解体業者との価格交渉や、無料相談窓口の設置など、発注者側に寄り添ったサービス体制に定評がある。そのほか、着手金保証や完工保証、第三者賠償責任保険などの保証も充実。
解体費用相場をすぐに算出してくれる簡易シミュレーターがあるため、サイトの使い勝手の良さにも定評があります。

オススメ3.リショップナビ

対応エリア:東京都・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫・福岡

日本最大級のリフォームマッチングサイトとしても有名なリショップナビが運営する解体業者紹介サービスです。
(すべてが解体業者ではないものの)全国で2000社を超える加盟店があるため全国の主要都市をカバー。

オススメ4.解体エージェント

対応エリア:北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟

東北地方に特化した解体工事の一括見積もりサービス。一戸建て、工場・倉庫、マンション・アパート、ビル、店舗・事務所、駐車場の6ジャンルから選択し、階数や構造(木造・鉄筋など)、おおまかな坪数などを選択していくだけの簡単設計。
また、補助金の有無も同時に教えてくれるので、とくに下調べをしていなくても安心して最安値の業者を比較できます。

解体業者への直接依頼は避けるべし

建築業界の関係者や解体業者に知り合いのある人はいいのですが、たまたま見かけた看板やタウンページ、解体業者ホームページからの直接依頼は避けたほうが無難です。

というのは、とくに内向的な性格の方や、女性の方だとついつい相手にビビってしまって、不本意なまま契約や工事が進められてしまう可能性があるからです。

急な雨漏りや災害で急な修繕工事が必要になることはあっても、いますぐ解体工事をしなければならないという状況はほとんどないと思います。

多くの人は将来の計画のために少し前倒しで解体工事の情報収集を行うものです。

そのため、相続や工事はもう少し先だという人が大半だと思いますが、ひとまずどの程度の費用がかかるものなのか、ざっくりとした費用感だけでも調べておくことに損はありません。

一括見積サービスを利用するにあたっての費用は一切必要ありませんし、仲介費用が上乗せされるということもありません。

解体工事の終わった解体現場

時間に余裕のあるときにこそ、今すぐ必要ではない余裕のある今だからこそ、吟味もできるというものです。

「今すぐ必要ではない」今だからこそ、前倒しで見積もりをしてもらっておくことをおすすめします。

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