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自分撮り専用デジカメ「EX-TR150」が発売前に生産終了の理由

投稿日:2012年4月14日 更新日:

人気テレビ番組「ほこ×たて」で紹介されて以来、高速連写可能なデジカメ「EX-ZR200」が大人気のカシオですが、実は驚異的に売れている機種があります。

それが、自分撮り専用デジカメ「EX-TR150」という機種。

EX-TR150

ご覧のように、可変フレームデザインを採用した、ユニークなデジカメです。

実はこのデジカメ、日本では全く人気が出ず、店頭でも投げ売り状態だった自分撮り専用デジカメ、「EX-TR100」の後継機種なのです。

レンズ部を中心にフレームが360度回転し、モニターも270度回転するという、まるで折り畳み式の携帯電話のようなフレームデザインを採用しているので、持ち歩いて、好きな持ち方、好きな撮り方で写真も動画も楽しく撮影できることが最大の売り。

フレームを回転させると、フレーム自体が自立するスタンドになるため、何かを撮影するというより、WEBカメラのように自分を撮る目的でこうした形状になっています。

でも、日本ではほとんど売れなかったデジカメが、なぜ、バージョンアップして再登場することになったのか?

通常、こうしたユニークなコンセプトを持ったデジカメは、いわゆるトイカメラとして発売されることが多く、画質にしても機能にしても、一般的なコンパクトデジカメには遠く及ばない性能のものがほとんどでした。

ところが、カシオが販売していた「EX-TR100」は、一般的な高性能コンデジの性能を保ったまま、カメラのレンズ自体が360度回転して自分撮りが行えるというユニークな仕様。

発売当初は物珍しさも手伝って、家電量販店でもよく見かけましたが、大方の予想通り、日本では全く売れず、ほとんどの家電量販店でもイロモノとして扱われ、半ば投げ売りのような状態で売られていたのです。

ところが、中国や台湾では、SNSに掲載する写真や、履歴書の添付する顔写真を奇麗に撮るために便利だということで、このユニークな形状の「EX-TR100」が爆発的なヒットをしました。

なんでも、香港在住の人気女優が自身のSNSでこのTR100を使っているのを紹介したところ、たちどころに大ブレイクとなったそうです。

日本と違って、SNSでは積極的に自分をきれいにかっこよく見せたいという思いを持つ国民性も手伝ってのことでしょうか。

街角でよく見かけるような証明写真用の自動撮影装置も、美肌機能や小顔機能などの修正機能をもったものが一般的だと言いますから、まさにニーズにぴったりあっていたということになるでしょう。

とはいえ、カシオにはそうしたユーザーを狙っていたわけでもなく、デジカメの新しいスタイルとしてリリースしたにすぎなかったそうで、まさか日本以外の国でこうした動きが起きるとは、当のカシオですらまったく想定外だったといいます。

そうした「自分をきれいに撮影したい」ニーズを受けて、自分をさらにきれいに撮れる機能を盛り込んで再登場した後継機種が、「EX-TR150」なのです。

有効画素数も1210万画素と、一般的なコンパクトデジカメとしても十分に高画質ではありますが、多くの購入者は、この独特な形状に惚れ込んでこその購入ということになります。

4月5日付の報道機関向けに発表された資料によると、4月20日の発売予定とありましたが、なんと発売前に予約が殺到し、生産予定台数を上回ってしまったため、発売前にもかかわらず生産終了となる異常事態となっています。

プレミアム価格が付くことは恐らく必至で、今後もこの形状を踏襲した後継機種がリリースされるものと思いますが、さすがはお国柄の違いといったところかもしれません。







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