
大阪では知らない人が誰もいない激安スーパーの玉出。
1円セールやら、ありえない破格の弁当やら、24時間点灯しっぱなしのド派手なネオン看板やらで、ただ安いというだけではなく、もはや怪しささえも感じてしまう我らがスーパー玉出。
その玉出のオリジナルエコバッグがものすごく優秀なんです。
そもそも玉出のエコバッグをアパレルに分類してよいものかは悩みますが、サイズは縦32cm×横30cm×マチ20cmと結構な大容量。
たぶん18~20Lくらいのデイバッグやリュックと同等の容量があります。
破れにくい材質と強度、マチが大きめのサイズと容量など、ぼくは実用的ですごい優秀だと思っているんですが、家族は「そんなんタダでもいらん」「持って歩くの恥ずかしい」と超不人気・・・。
じっさい、どんだけオシャレに写そうとしても、絶望的にダサい。
若い人の間で「ダサかわいい」という流行り方でもてはやされている以外に、スー玉のお膝元である大阪ではまともにエコバッグとして使われていることはほとんどないという、なんともファンキーな不思議アイテムです。
そんな玉出のエコバッグなのですが、入手方法はどうってことありません。
スーパー玉出の店頭でふつうに購入できます。
価格は98円で税込みだと108円。
もっとも、大阪在住の家族によれば、2020年7月ごろからレジ袋の有料化が始まる前は買い物客に無償で配られていたらしいです。
でも、もらっても誰も喜んでいなくて、道端に捨てられているのをしょっちゅう目撃したらしいくらい不人気というか不評だったらしいのですが、なぜか後日にツイッターやインスタグラムで「オシャレ」「ダサかわいい」と話題になり、メルカリなどでも高額で取引され始める始末・・・。
いやぁ・・。
このご時世、何が流行るか分からんもんですね。
じっさい玉出に買い物に行っても、このエコバッグを持参しているお客さんを見かけたことは、わたしは一度もありません・・・。
ちなみに、お店に行くと何枚でも98円で買えます。
まったく品薄にもなっていないし、仮に品薄になってもすぐに増産できるでしょうから、くれぐれも1000円も2000円も出して買わないようにしましょう。
大阪ですらほとんど見かけないのに、他府県でこのバッグをもって買い物をしていたら、そりゃ目立ちまくりです。
「なんやあの赤いデカい袋は・・・」
「玉出?あんなスーパーどこにあるんや?」
そんな、超優秀だけれども持っていると確実に恥ずかしい玉出のエコバッグなのですが、かなり厚手の不織布でつくられているため、重量級の買い物をしても取っ手がちぎれそうな気配は一切なし。
そこで、いったいどれくらい入るのか?
いっぱい買い物してきても重量に耐えうるものなのか?
じっさいにこのエコバッグを持参してスーパーで大量に買い物をしてきて試してみました。
ただし、大阪ですらこのエコバッグでの買い物は気恥ずかしいのに、他府県のスーパーで昼間にオッサンが玉出のエコバッグに詰めて帰るのはなかなか勇気がいります。
そこで、お店で詰めているところを写真で撮るのも恥ずかしいので、買ってきたものを出してみます。
今回買ってきたものは、こんな感じです。
ドーン。
挙げてみますと
・牛乳が2本
・ボトルコーヒーが4本
・ピーマン10個入り
・たまごパック
・3玉入りの焼きそば
・じゃがいも3個
・冷凍うどん5個入りパック
・350mlのジムビーム2缶
・4缶セットのシーチキンを2セット
・ドレッシング1瓶
・1.5kgのキャットフード
・市町村指定のゴミ袋×3個
たぶんこれで重量は10キロくらいあると思いますが、まったくビクともしませんでした。
スーパーで購入する1袋5円のビニール袋だと、これだけの容量はまず入りませんし、入ったとしても10キロもの重量だと取っ手の部分が伸びきって指がちぎれそうになります。
それに比べて玉出のエコバッグの丈夫さは驚くとともに、大容量さ加減にも感動します。
おまけに、取っ手の太さ(幅)ががかなり大きいので、指への負担が少なくて、重量の割にはさほど苦にならない感じでした。
これだけ買ってくるとさすがに容量的にはパンパンでしたが、1袋にこれだけ入るって結構スゴくないですか?
さらにまたこれは別の日の買い物。
ドーン。
今回は何を買ったのかというと、こんな感じ。
中身一覧の写真には写し損ねてしまいましたが、上記に加えて1リットルの炭酸水×2本に、ガラス瓶のジムビームウイスキーまで入れて帰りましたので、総重量は約10キロでした。
たしかにこれだけ詰め込むと、重たいは重たいのですが、かといって取っ手がちぎれそうな心配は一切なく、ものすごくしっかりした作りなんだなぁということが実感できました。
ということで、見た目はたしかに恥ずかしいのですが、性能的にはかなり優れているスーパー玉出のエコバッグのご紹介でした。
あ、玉出のエコバッグを初めて見たときに、何かに似ているなぁっていう既視感があったんですが、これたぶん昔の新喜劇の坂田利夫師匠の赤ふんどし姿やないかなと思いました。