大阪新世界の串カツの名店、てんぐに行ってみた

串カツのでんぐ

大阪でももっともディープなエリアであり、観光地として有名ながらも、どこか微妙な空気が流れるのが、新世界のじゃんじゃん横丁。

昔、じゃりん子チエっていう漫画がありましたが、あの舞台になっている町です。

この界隈にはすぐ近くに動物園があるのですが、その近くの商店街は串カツやだらけなんですよね。昭和40年くらいで止まったまんまかのようなたたずまいで、だいたいのおっちゃんが昼間っから赤ら顔(笑)

あ、通天閣の周りも串カツ屋だらけなんですけれども、この通天閣周辺にある串カツ店は、どちらかというと観光客向け。

よく、近鉄電車などがツアーとして企画している「串カツ食べ放題プラン」などで連れて行かれるお店は、この通天閣の近くにある「横綱」というお店です。

ほかにも、ボクシングの赤井秀和が通っていたとして有名になった「だるま」というお店も、すっかりチェーン店化していて、昔ながらの風情は感じられない新しいお店になっているんですけれども、今回訪れたお店は、(というか、毎回幾お店なんですけれども)、通天閣と動物園前駅の間にある商店街のなかにある「てんぐ」というお店。

串カツのでんぐ

こういうお店って、なんか不潔なイメージを持っている方もいるかも知れませんが、すくなくともこのてんぐはとっても清潔。

串カツのでんぐ

お店の人もよく気が利く人ばかりで、見ていないようでしっかり見ていて、ソースをこぼしたり、虫がとまっていたりすると、さっと対応してくれます。

お店自体も掃除が行き届いているのか、3年前に行った時も、2年前に行った時も、今回いったときも、綺麗なまんま。

汚れている感じはぜんぜんないです。

ゴールデンウィークやお盆などには観光客で行列して、下手をすれば1時間町は当たり前のお店なんですけれども、今回は通常の土日だったこともあって、夕方の混む時間帯でも10分足らずに席に案内してもらうことができました。

だいたい2人連れで来るお客さんが多いので、2人連れや1人で並んでいるとけっこうサクサク入れるのですが、3人以上となると、ちょうどいい具合に席が空くまでに時間がかかるので、少し長めに待たないといけませんが、ちゃんと順番通りに案内してくれますので、安心です。

大阪というと、食い倒れの街として有名ですが、たこ焼きやお好み焼きが大阪の定番B級グルメだとすると、この串カツは新世界界隈でだけ異常に発達している、C級グルメでしてといっていいほどの安さとマイナー度合なのですが、これがまたメチャうまいんですよ。

全席がカウンターで、食べたいものを注文すると、すべて目の前でその場で揚げてくれます。

串カツのでんぐ

値段もすごくわかりやすくて、定番の串カツが100円。それ以外が200円。アルコールが400円と、めっちゃシンプルな価格設定。

覚えているかぎりで詳しく紹介すると、

ドテで煮込まれたホルモンのドテ串が100円。

ドテ串

定番の串カツ(肉)が100円。
アオトフライ(青唐辛子)が100円。
タマネギフライが100円。

アスパラフライが200円。
シイタケフライが200円。
イカフライが200円。
ウインナーだとかベーコンだとかもありましたが、先に挙げた100円の串カツ以外はぜんぶ200円。エビフライだけがちょっと高くて480円くらいでした。

これが大阪の串カツ

このうち、「串カツ」といって出てくるのが、100円の肉の串カツで、これこそが新世界名物の串カツでございます。

ちなみに上記のものは全部串に刺さって提供されます。

で、サイダーやウーロン茶、オレンジジュースなどのソフトドリンクが200円。
ハイボール、チューハイ、ビールなどのアルコール類が400円。

どっさり盛られるキャベツは食べ放題で、食べてなくなるとまたどっさり持ってくれます。

これらをテーブルに置かれたソースタンクにジャバジャバ漬けて食べるわけですが、お約束の2度漬け禁止のルールがありまして、一回口を付けた串やキャベツは、もう一度ソースに付けることは禁じられております。

kyabetu

みんなで使うソースなので、こういうルールがあるわけですね。

2度漬け禁止でっせ

つまり、串類と、無料キャベツと、ドリンク以外はなんにもない。そういうお店が串カツ屋です。

だいたいみんなひとりで10本~15本くらい食べつつ、キャベツをつまみつつ、ハイボールやチューハイ、ビールなどをいただくわけですが、アツアツでとっても美味しいので、知らないあいだに「うわ、こんなに食べちゃった」という感じになりますが、それでもひとり2000円もあれば嫌というほど満腹になります。

バイキングなどでは絶対に食べ負けてしまう小食ですが、だいたいいつもの頼み方だと、串カツが6本、アオトが2本、タマネギ2本、アスパラ2本、シイタケ2本。で、ドリンクがチューハイかハイボールなんていう構成。

これだけ飲み食いしても1800円なわけでして、かなりリーズナブルです。だいたい30~40分くらいで客が回転するような感じで、席数も30~40くらいはあるので、30人くらい並んでいても、1時間もすれば席につけるって感じです。

ただ、これはあくまでも観光客が押し寄せるシーズンに限っての話なので、平日ならすぐに座れますし、通常の土日であれば15分くらい待っていれば座れます。

場所も分かりやすくって、将棋のお店の前です。

日本でも珍しい「将棋専門の雀荘」みたいなお店があって、そこも連日お年寄りで全席満員なんですけれども、外から将棋を打っている様子が丸見えなので、もしも場所が分からなくても、「将棋の店どこ?」って聞いてもらえると、あの辺をうろうろしている人ならすぐに分かります。その向かい側にあるお店なので、「てんぐ」と書いてあるのれんを探せばすぐに分かります。

大阪新世界の串カツ店、てんぐ

ちなみに、このてんぐの左隣のお店も串カツ屋で、こちらもいつも結構な行列があるんですけれども、やっぱおすすめはてんぐの方です。

同じような肉を、同じような衣をつけて、同じような油で、同じように作っているはずなんですが、店ごとに微妙に味が違っていて、なかなか面白いです。

というわけで、大阪に訪れることがあったら、ぜひとも出かけてみてもらいたいお店のひとつです。

近鉄のアーバンライナー(格安でアーバンライナーに乗る方法はこっちで紹介)なら、ついた駅が難波なので、そっから御堂筋線に乗り換えて「動物園前」駅で降りるとすぐです。

この雰囲気、好き嫌いがありそうですけれども、ちょっと濃い大阪を味わいたい人にはオススメですよ!

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