100円ショップのアイテムを使って、身長計を自作する方法

セノビックのような「背を伸ばす系サプリ」を飲んでいる方も、そうでない方も、こどもの身長って、どうやって測っていますか?

せっかく頑張っているなら、日々の記録は残しておきたいものですよね。

順調に背が伸びているかどうかは、ちゃんと計測しないとわかりません。

毎日身長を測る必要はないと思いますが、成長期のこどもの身長は日々伸びているので、一週間単位、一か月単位だと、けっこう数値が変わるのです。

いくら背を伸ばすための努力をしても、なんとなく「前より背が高くなってるかなぁ」くらいの意識では、ちゃんと効果が出ているのか判断できませんし、なによりモチベーションが維持できません。

そこで、わたしはこんな感じの自作の身長記録シートをつくって、どのくらい背が伸びたのかを日記代わりにつけるようにしていたのですが、そのときに困ったのが、身長を測る手段です。

体重と違って、身長を測るのは意外と手間なんですよね。

学校では学期始めなどに体力測定などがありますが、そういう機会でもない限り、身長計に乗る機会ってそんなに多くありません。

たまに風邪をひいて小児科などに行くと、薬の分量を調剤するためにこどもの体重や身長を測ってくれたりもしますが、せいぜいその程度の機会だと思うんです。

というわけで、体重を毎日測る人は多いですが、身長となるとなかなかそうはいきません。

たしかに、保健室やスポーツ施設に行けば、しっかりした身長計は置いてあると思いますが、さすがに毎日測りにいくわけにもいきませんし(苦笑)。

かといって、自宅に自前で身長計を買おうとすると、けっこう高額(アナログ式の安価なものでも2万円くらい。

本格的なものだと10万円以上するものもある)なので、なかなか体重計ほど気軽に買えるものでもありません。

おまけに、かなりかさばるものですから、ずっと常設しておくには邪魔すぎます。

そこで今回は、100円ショップのアイテムを使った、身長計を自作する方法をご紹介します。

本格的な身長計に比べれば精度こそ及びませんが、制作時間は約5分。費用も300円ほどしかかかりませんので、簡易身長計として使ってみていただければと思います。

費用300円。作業時間5分。100円ショップのアイテムでつくる、自作身長計のつくり方

それではさっそく、100円ショップのアイテムをつかって、身長計をつくってみましょう。

なんともチープなのは、お許しください(苦笑)

学校の保健室やスポーツ施設に設置されている身長計に比べると精度は劣りますが、今現在の正確な身長を測るというより、ある日の計測値点から、次の計測値点までの期間に、どのくらい変化があったのかを調べることが目的なので、十分に事足りると思います。

■準備するもの

まず、100円ショップで買ってくるものは、この3つです。

身長計を自作するための道具

それぞれ何なのかと説明しますと・・・

まずひとつめは、A4ファイルボックスです。
段ボール製の書類ケースのようなものです。だいたい文具コーナーにおいています。

A4ファイルボックス

ふたつめは、ロータリーメジャーです。
手芸コーナーにあります。金属製のスチールメジャーでも悪くはないのですが、思わぬ事故が起きる可能性を考えて、安全な手芸用のメジャーにしています。写真のものは最大150cmですが、もっと背が高いお子さんの場合は、長めのものを選んでください。

手芸コーナーのロータリーメジャー

みっつめは、両面テープです。できれば、強力じゃないタイプのほうが望ましいですが、必ずしも必要とは限りませんので、状況に合わせて用意してください。

両面テープ

■身長計の作り方

まず、ファイルボックスを普通に組み立ててしまいます。おそらく5秒でできます。

ファイルボックス

つぎに、メジャーの加工です。ちなみにお住まいの環境によっては、このように巨大な猫が邪魔しに来ることもありますが(苦笑)、気にせず作業をつづけてください。

作業中にメインクーンが邪魔をしにくることもあります

・・・たいへん失礼いたしました。メジャーはぜんぶ引き出して、ハサミで切ってしまいます。

メジャーをはさみで切る

買ったばかりのメジャーを切り刻むのはちょっと躊躇しますが、思い切っていっちゃってください。

つぎは、先ほど組み立てたファイルボックスの加工です。

ファイルボックスの中(写真の部分)に切れ込み(スリット)を入れます。カッターで中央付近を1センチほど切ってください。

ファイルボックスにスリットをつくる

おもてから見たら、こんな感じです。

おもて側から見たところ

そのあと、切込みを入れたスリットに、メジャーを通します。

メジャーをファイルボックスに通す

写真のように、ファイルボックスの下側が、メジャーの0センチ側になるように通してください。

ここまでできたら、あとは設置でございます。まずは、メジャーの0センチ側を、壁に貼り付けます。

メジャーを壁に貼る

ガムテープでもセロテープでも構いませんが、あまり強力だと後ではがしにくくなったり、壁紙を傷めたりしますので、ホームセンターなどで売っている養生テープなどを使うのもおすすめです。

また、貼り付けるのは一部だけです。メジャー全体を壁に貼るわけではないので、ご注意ください。

で、上側もテープで固定します。こんな感じです。

メジャーの上部も壁に貼る

もう一度言いますが、テープで張り付けるのは、メジャーの0センチ側付近と、上部だけにしてください。

なぜなら、こうやって使うからです。

こうやって測ります

学校やスポーツセンターにおいている身長計と同じように、頭のうえにファイルボックスをくっつけて測ります。ヘルメットが子供の頭だと思ってください。

両面テープでメジャー全体を貼ってしまうと、ファイルボックスを上下に動かせなくなるので、下と上だけ貼ってほしいのです。

身長の数値の読み取り方は、こうなります。

身長の数値の読み取り方

スリットの部分が、うまい具合に数値を示してくれます。

スリットの部分が身長を表す

ファイルボックス自体の厚みがだいたい2~3mmなので、適宜差し引いて読んでください。

ところで、両面テープは何に使うのかといいますと、こどもが自分で自分を測るとき用です。

毎回親が測ってあげられたらいいのですが、こどもが自分で測りたいときに、こんな感じでちょっと両面テープを張り付けておきますと・・・

両面テープは何につかうのか?

頭にファイルボックスを押し当てたタイミングで、壁側にギュッと押し当てますと、こんな感じに壁にくっつきます。

壁にくっついて、固定される

これで、自分でファイルボックスの中を覗き込んで、数字を読み取るって感じです。

なかなか貧乏くさいDIYで恐縮ですが、手軽に作れますので、ぜひやってみてください。

ちなみに、両面テープで箱を壁にくっつけておいたままにしておくと、次回測ったときに楽しいみたいです。というのは、もしも頭がつっかえると、前に測ったときよりも伸びているってことになるからです。

さすがに1日置きに図る必要はないと思いますが、伸び盛りのタイミングだと、一週間で1センチくらい伸びることも珍しくありません。

こうやって親子のコミュニケーションをとるのも、なかなか楽しいものでした。ぜひ。こまめに測ってあげてくださいませ。

ちなみにセノビックを5年以上飲み続けた体験レポートを書いています。気になる方はぜひ。

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