石油ファンヒーターの選び方、活用方法、燃焼方式の違い、メーカー特色、エアコンとのコスト比較、リコール情報など 石油ファンヒーターの選び方

石油ファンヒーターの処分方法

故障して使えなくなってしまった石油ファンヒーターは、どのように処分すればよいのか、迷う方もいるかと思います。

そこでここでは、石油ファンヒーターを廃棄処分するときの方法について記載したいと思います。

1.市町村の環境課に問い合わせてみる

テレビやパソコンなどと違って、石油ファンヒーターは、家電リサイクル法の特定家庭用機器対象品目には該当しない製品です。そのため、お住まいの市町村さえ対応してくれれば、粗大ごみとして引き取ってもらうことができます。

たとえば、以下は名古屋市が市民に配布しているごみ収集のガイドブックの一部です。

ごみ収集のガイドブック

どのようなものが、どのようなゴミとして定義されているかを詳しく説明していますが、ご覧の通り、石油ファンヒーターは粗大ごみと規定されています。

ごみ収集のガイドブック

そこで、まずは市町村の役場の環境課に問い合わせて、引き取りや処分を行ってもらえるかを尋ねてみてください。

引き取りの手順は市町村によって違いますが、たとえば名古屋の場合であれば、事前に役場の環境課にゴミ引き取りの予約を入れ、引き取ってもらう日にちを予約します。

その後、最寄りのスーパーやコンビニなどで、粗大ごみ引き取り用のシールを500円で購入し、そのシールに名前や受付番号を記載して、ゴミに貼りつけ、予約日当日の収集時間までに玄関に出しておくという方法が採られています。

2.家電量販店の引き取りサービスを利用する

また、排気と同時に買い換えの場合であれば、有料または無料で販売店が引き取ってくれる場合も多いです。多くの場合、製品の配達と同時に引き取りというパターンが多いので、店頭で購入したとしても配送してもらうときに引き取ってもらいます。

また、通販で購入した場合でも同様のサービスを行っているショップもあります。

ただし、いずれにしても送料がかかることになりますので、個人的には市町村が提供しているごみの収集サービスを利用されることをおすすめします。

3.民間の無料回収サービスを利用する(要注意)

また、地域によっては、無料回収などを行っている業者も見つかるかもしれませんが、ひとつ注意してほしいことがあります。

石油ファンヒーターもICやマイコンなどが多数積まれているため、いわゆるレアメタルを取り出すことができますし、タンクや外装などが鉄でできているため、鉄くず業者などには魅力のある素材にもなります。

処分費用が本当に無料なのかを注意深く確認する必要はありますが、近くにそうした不用品回収サービスがあるのなら、そうした手段を利用するのもひとつの手です。

とはいえ、仮に500円程度の回収費用がかかったとしても、市町村が行っている粗大ごみ回収サービスを使って処分される方が、一番安全だともいえますので、まずはお住まいの市役所や区役所、役場などに問い合わせてみることをおすすめします。