石油ファンヒーターの選び方、活用方法、燃焼方式の違い、メーカー特色、エアコンとのコスト比較、リコール情報など 石油ファンヒーターの選び方

石油ファンヒーターの油フィルターを交換しよう

長い間、石油ファンヒーターを使っていると、灯油を投入するタンクはどうしても汚れてくるものです。

下記は、2002年に製造されたダイニチの石油ファンヒーターですが、8年も使っていると、ご覧のようにずいぶんと汚れてしまっています。

灯油フィルター

石油ファンヒーターは、灯油のタンクを差し込むと、残量にあわせて少しずつ灯油が放出され、本体に供給される仕組みになっていますが、写真で見ることのできる十字状(網目状)の白い部分は、不純物やゴミなどを取り除くための「ろ過フィルター」を役目を果たしています。

ここでろ過された灯油が、ファンヒーター本体内のタンクに供給される仕組みです。

そのため、このフィルターは、つねに綺麗な状態にしておかなければなりません。

しかし、このフィルターは灯油という石油製品をろ過するためのものなので、そのダメージは大きく、経過年数によって徐々に劣化してくるものです。

不純物をとどめてくれるからこそのフィルターですから、当然、フィルターが目詰まりしてきますが、あまりに多くのゴミなどがたまると、ろ過されるスピードが遅くなるばかりではなく、安定して灯油が供給されなくなるため、給油に時間がかかるようになったり、燃焼効率が悪くなったりします。

そこで、このフィルターも定期的にメンテナンスをしておきたいところです。

たまには取り外して、歯ブラシなどで簡単な掃除くらいは行っておいた方がよいでしょう。

実は、石油ファンヒーターでも、フィルターの交換ができることはご存知でしょうか?

ダイニチ石油ファンヒーター用の油ろ過フィルター

たとえば上記は、ダイニチ石油ファンヒーター用の油ろ過フィルターですが、楽天ショップなどでも販売しているお店があります。

自動車のエンジンオイルでも、2回に1回はフィルターの交換を薦められた経験があるかもしれませんが、それと同じようなものです。

石油ファンヒーターのタンク部分を目視で確認して、汚れていると感じた場合は、不完全燃焼を起こして故障してしまう前に、フィルターを交換されてみることをおすすめします。

価格も500円程度ですので、非常に手頃です。

このほかにも、点火プラグなども消耗品として販売されていますが、さすがにそこまで自力でメンテナンスをすることは危険ですので、ファンヒーター背面のフィルターと、灯油の油フィルターの交換くらいまでできれば上出来だと思います。