HDDのお買い得品を見抜くコツ | ハードディスクのコストパフォーマンスの求め方

突然ですが、ハードディスクの容量は足りていますか?

デスクトップPCの場合、SATA端子が4~6こくらいあるマザーボードも珍しくないので、ついつい余っている端子がもったいないという理由からHDDを増設してしまいますが、いつの間にか動画やら写真やらで容量がたりなくなってしまいますよね。

2TBなんてそうそう容量オーバーになることなどないと思い込んでいたのですが、容量があまっていると、ファイルサイズが大きめの動画をぜいたくに保存したりするものですから、やっぱり結局容量不足に陥ってしまいます。

HDDの容量不足

余っていたHDDを接続した当初は、

「2TBが2つに、1.5TBが2つなんて、まぁそうそう使い切ることはないよな」

なんて思っていたのですが、1年も経たないうちにこのありさまです。

ハードディスクの容量がどんなに大きくなろうとも、それに応じてファイルサイズが肥大化していくので、どれだけ技術が進化して大容量化しても、やっぱり容量は不足するっていう法則めいた格言がありましたが、まさにその状態をもう10年以上も経験しております。

そういえば、たしか最初の頃のパワーマックって、HDDの容量なんてたかだか500MBくらいしかなかったんですよね。

それが2GBになって驚いて、500GBになって驚いて、気が付けば1TBはもう当たり前になっていて・・・。

TB化したあとの進化はさすがいゆっくりになりましたが、2TBが最もコストパフォーマンスがよかった時代がたしか2015年頃のこと。

そして2017年現在は、3TBのハードディスクがもっともコストパフォーマンスのいい時代になってしまいました。

HDDのコストパフォーマンスの計算方法

HDDのコストパフォーマンスは、1GBあたりの単価を求めるのが一般的です。

もっと昔はMBあたりの単価で計算していましたが、500GB以上があたりまえになってからは、1GBあたりの単価で計算するのが一般的になってきました。

ちなみに、1000MBで1GBです。1000GBで1TBです。

デジカメで高画質で撮影すると、1枚の写真が10MBくらいあるので、100枚撮影すると1GBくらいの計算ですね。

MP3のほうが馴染みがあるかもしれません。

5分くらいの曲をMP3に変換すると、だいたい5MBくらいなので、200曲で1GBくらいの計算です。

デジカメ写真にしろ、MP3にしろ、画質や音質で容量は大きく変わりますが、まぁだいたいこんなものだと思っておいてください。

で、HDDのコストパフォーマンスのハナシに戻ります。

たとえば1TBのHDDが1万円で、2TBのHDDが13000円だとします。

1TBのHDDは、1000GBです。

2TBのHDDは、2000GBです。

すると、1TBのHDDは、10000円÷1000GBなので、1GBあたりの単価は10円です。

一方で、2TBのHDDが、13000円÷20000GBなので、1GBあたりの単価は6.5円です。

すると、2TBのHDDのほうが、単価が安いので、コストパフォーマンスがイイっていう感じになります。

ちなみに、容量が大きくなればなるほどコストパフォーマンスがよくなるというわけでもないのです。

たとえば、2017年7月現在のHDDの実売価格で計算してみましょうか。

アマゾンでベストセラーになっている、ウエスタンデジタルのHDDでやってみましょう。

HDDのコスパの求め方

2TBで6600円。
3TBで7780円。
4TBで13900円。

こんな感じになっています。

すると、計算するとこんな感じです。

2TBのHDDの1GBあたりの単価は3.3円。
3TBのHDDの1GBあたりの単価は2.5円。
4TBのHDDの1GBあたりの単価は3.4円。

どうでしょうか?

4TBになると、コストパフォーマンスは2GBのHDDよりも悪くなるのが御理解いただけたのではないでしょうか?

よって、HDDの容量は大きいに越したことがないのですが、そのタイミングで購入できるもっともコスパのよい容量を選ぶ方が、お得だということです。

覚えておいて損はありませんので、ぜひ本当にお買い得なHDDはどれなのかを見抜くノウハウを知っておいてくださいね。

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