AcerのノートPC、Aspire AS5349-F82Cのメモリを増設してみた

Acerから発売されている激安ノートPC、Aspire AS5349-F82Cにメモリを増設してみました。

このAspire AS5349-F82Cには、メモリスロットが2つあります。

標準構成では2GBのメモリが搭載されていますが、1本で2GBというタイプのメモリが搭載されているので、もう1スロット空いています。

WindowsXPなどの32bitのOSだと、いくらメモリを増設しても4GBまでしか認識してくれませんが、このAspire AS5349-F82CはWindows7の64bit版がインストールされてるので、メモリの認識上限が向上しています。

具体的には、64bitになったことで、Windows7 HomePremiumなら16GBまで、Professional、Ultimateなら192GBまで認識させることができます。

このAspireは、Windows7 HomePremiumの64bitなので、最大で16GBまで認識させることができますので、ぜひとも4GB以上のメモリを積みたいところ。

そこで、早速にアマゾンでメモリを購入しました。

Aspire AS5349-F82Cにメモリを増設

このAAspire AS5349-F82Cもそうですが、最近のパソコンのメモリ規格は、DDR3というタイプです。

DDR3にはノート用とデスクトップ用の2つがありますが、いずれもかつて使われていたDDR2タイプのSDRAMよりも価格がこなれており、DDR2の1GBよりも、DDR3の4GBの方がはるかに価格が安いという現象も起きているくらいです。

今回購入したメモリも、4GBで価格が1800円程度と非常に安価でした。

その昔、256MBのDIMMを2万円近くで購入していた時代を考えると、本当にありえないくらいの価格です。

アマゾンで直売されているメモリを購入したことで送料もかからなかったため、本当に1800円強で4GBのメモリを手に入れることができたのですが、コンピューターの世界の価格下落は本当に驚かされるばかりですね。

今回チョイスしたTrancend(トランセンド)というメーカーのメモリは、非常に安価ながらも安定性があることで人気があり、よほどのことがない限り相性問題も発生しにくい印象です。

もしもメモリの増設を検討しているなら、おすすめのメーカーです。

さて、早速メモリが届いたわけですが、Aspire AS5349-F82Cはメモリの増設や交換が異常に面倒です。

Aspire AS5349-F82Cが届いたので使ってみたという記事でも書きましたが、なんと裏面のねじを全てはずさないと内部にアクセスすることができないよう仕様だからです。

具体的には、下記の写真のねじを全部はずさないといけません。

Aspire AS5349-F82Cのメモリ増設

全部で24か所23箇所です。これ、もうホントに大変です。

一般的なノートパソコンは、たとえパナソニックのレッツノートなどのメーカー製PCですら、メモリやハードディスクの交換は容易にできるものなのですが、Aspire AS5349-F82Cは、ふたは開けるなといわんばかりの鉄壁の守り。

といっても、ねじ自体は特殊なものではなく、一般的な皿ビスなのですが、とにかくねじを全部はずすのが一苦労です。

この時点でやる気がだいぶそがれてしまいますが、さらに辛いことに、この作業を通じて保障を放棄しなければなりません。

まぁ仕方がないといえば仕方がないのですが、買ったばかりのPCの保障シールをビリビリを破くのは、ちょっと勇気が要りますね。

そんなわけで、やっとのことでネジを全部はずしたところが、なかなか外れません。

具体的には、全面に位置しているイヤホン・マイクジャックがひっかかってなかなか外れません。

で、光学ドライブ側からなんとかめくろうとします。

それでも、内部でツメが引っ掛かって、なかなかベリッとめくれてくれません。このまま、かれこれ20分くらい格闘します。

やっとのことで、なんとかこのくらいまでは開けることができたものの、このままバリッと割ってしまいそうで、どうしてもこれ以上勇気が出ません・・・。

「買ったばかりなのに、もういきなり割れてしまうやんけ!」
「でも、付けないと、それはそれでメモリが無駄すぐる」
「いやいやいや、このままいったら絶対割れるって!」
「アカーン」

葛藤が続くわけですが、結局どうしたのかというと、この状態のままなんとかメモリのスロットが見えているので、このままメモリだけを差し込むという強硬策に出ました。

ご覧頂けばわかる通り、ほんの少しの隙間をぬって、なんとかメモリを差し込むことができました。

メモリ増設にこれだけドキドキさせられたのは、後にも先にもこれが最初で最後だと思います。

で、結果はというと、無事に認識してくれているようで、インデックススコアが4.8に向上しました。

ということで、このノートPCは、やはり初心者向けの価格ではあるものの、ハードディスクの交換やメモリ増設も一切しないという方にしかおすすめできない機種だと思います・・・。

格安のモデルを買って、自分で増設してやろうという中・上級者が自己責任でもってカスタマイズする分にはいいのですが、初心者の方が「安い本体を買って、増設などは自分でやってパワーアップしよう」なんて考えている方は、きっと後悔する結果になりそうな気もしますので、くれぐれも慎重に選んでみてください。

ということで、格安のノートPCは、あいかわらずパソコン工房のレサンセの方をおすすめしますが、スタイリッシュな外観はなかなかカッコいいので、3万円を切る価格で買えるなら「買い」というところでしょう。

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