ムスビーの評判は?じっさいに白ロムを買ってみた。

いま現在のムスビーは白ロム専門フリマとして独特の地位を確立していますが、かつてはSBIグループが運営するショッピングモール(メルカリやヤフオクのようなもの)内の1カテゴリでしかありませんでした。

携帯電話部門だけが突出して伸びたため、ムスビーはやがて白ロム専門のフリーマーケットにシフトチェンジしたのです。

当時からムスビーはオークション形式のショップではなく、販売者が値段を決め打ちで提示して販売するスタイルで、一般ユーザーも出品をしていたのですが、現在は法人しか出品することができなくなっています。

そのため、現在のムスビーは、スマホ販売業者のみが参加する巨大な電脳街のような状態です。

ただし、ヤフオクやメルカリのようにTVCMを行ったり、大々的なプロモーション活動は一切行っていないので、マイナーな存在です。

それゆえに、

・白ロムの中古ショップより価格が安い
・ヤフオクよりも競争が少ない
・メルカリのように素人の出品者もいない

ということで、利用者の評判自体はすごくよいです。

また、扱われている商品がスマホ(携帯電話)の白ロムということもあって、どちらかというと玄人ユーザーが多いこともトラブルが少ない理由です。

購入の申し込みをした後は基本的には各販売業者とのやり取りになるのですが、「商品が送られてこない」「明らかに説明と違う」などの重大なトラブルにはムスビー自体が間に入ってくれますので、むしろ安心感もあります。

でも、これから初めてムスビーを利用する人にしてみれば、

「ムスビーって、大丈夫なのかな・・・」
「変な業者とか混ざっていないのかな・・・」

と心配されている人もいるかもしれませんので、その歴史も含めてくわしく解説してみたいと思います。

以下の画像は2017年現在のムスビーですが、

2017年現在のムスビー

2010年当時のムスビーはこんな感じでした。

2010年当時のムスビー

もう7年近くもムスビーを愛用していることになりますが、2010年から2017年の間に、ムスビーはすっかり様変わりしました。

ムスビーの移り変わり

運営母体も目まぐるしく変化しています。

現在はウェイブダッシュという会社が運営していますが、もともとこの会社は不動産系の会社でした。

2006年に上場し、SBIホールディングスの子会社になった後にSBIライフリビング株式会社に社名変更。

その後に株式会社LLホールディングスの子会社となって上場を廃止したあと、またウェイブダッシュという社名に戻したという、ちょっと異色の沿革をもつ運営母体です。

いかにもIT企業らしいですね。

ということでこの記事では、7年以上もムスビーを利用している筆者が、ムスビーの評価やじっさいの取引の様子を解説します。

古い記事をあえて残してありますが、取引の流れは全く変わっていません。

昔からこんな感じだったという感じで知っておいてもらえると、よりムスビーのことがよく分かると思います。

スマートフォンが普及する前のガラケー時代の話から始まりますが、主要なお店はあまり変わっていない感じがします。

取引の手順もぜんぜん変わっていませんので、なんとなく雰囲気をつかんでいただければと思います。

それではいってみましょう。

⇒ムスビー(公式サイト)はこちら

ムスビーで白ロムを買う!

携帯電話の中古マーケットとしてシェアを伸ばしているムスビーの携帯アウトレットモールで、携帯電話の白ロムを購入してみました。

一昔前までは、新規加入の場合は機種代金が本当に無料だった携帯電話ですが、最近は事情がすっかり変わってしまいました。

「機種代金が無料」といっても、2年間使い続ける前提で機種代金が「実質」無料となっていることがほとんど。

よって、2年以内に契約を途中解約する際は、違約金の支払いのほか、機種代金の残額を一括で返済することになっています。

また、こうした「実質無料キャンペーン」に申し込む際は、不必要なオプションに加入させられることも多いです。

つまり、2年間分の携帯電話の基本料金+オプション代金を考えると、24回払いのローンを組んでいるのと全く同じ。

iphoneやアンドロイド携帯などの最新の携帯電話・スマートホンともなれば、基本料金のほかに、パケットフリーなどにも加入することとなりますので、15万円近くのローンを組まされているのと変わらない状況になることもあります。

でも、2年といえば結構な長さだと思うんです。

前回の車検のときのことを覚えている人は少ないと思いますが、そのくらいの期間、ずっと同じ機種やキャリアを使い続ける前提で新規契約をすると、けっこう大変。

わたしには新規契約したウィルコムのスマートホンが2台あるのですが、当時はまだまだスマートホン自体の性能が低く、通信速度は遅いわ、アプリケーションの動作は遅いわ、通話やメールなどの基本機能もイマイチだわで、散々な目にあったひとり。。

使いこなし方が悪かったのかもしれませんが、あまりのモッサリ感・使えなさに、新規契約をして3か月目からは、電話を持ち歩く機会すらなくなってしましました。

しかし、基本料金が無駄だからといって解約してしまうと、違約金はもちろん、機種代金の残額も一括返済しなければなりません。

一気に10万円近くの残債を返済しなければならなくなるので、解約したいと思いつつも、無駄に基本料金を支払い続けるということが1年半以上続きました。

電話を使っていなくても、2年間の契約期間が終了するまでは、基本料金を支払い続けなければならないので、解約しても、使い続けていても、支払う金額は同じというわけです。

もうすぐその2年の契約期間が終了するということで、この機会にキャリアをソフトバンク乗り換えようと考えました。

ただ、また2年契約をすると、途中で挫折してしまいそうな予感。

そこで、白ロムを購入して、新規の契約だけをしようと思い立ったのです。

今回白ロムを購入しようとした先は、携帯電話の中古マーケットとしてシェアを伸ばしているムスビーの携帯アウトレットモールです。

キャリアごとに機種がズラリと分類分けされているので、ヤフーオークションよりも探しやすいです。

ヤフーオークションなどでの購入も考えましたが、送料や落札代金の平均を考慮すると、結局ムスビーで購入した方が安くなることが多かったので、ムスビーで購入することにしました。

送料・税込で表記されているので、ヤフオクなどで見かける携帯電話の白ロムよりも結局安く買えることが多いよう。

注意が必要な点は、ムスビーも仲介をやっているだけということです。

SBIグループがが運営しているモールなので、一見安心のように思えますが、フリーマーケットとの記載があるように、基本的に購入者と販売業者との取引を仲介しているだけ。

SBIが直接の販売行為に関与しているわけではありません。つまり、ヤフーオークションなどの仲介業と同じなので、購入には自己責任が付きまとうということです。

ただし、代金の支払いは、出品者との直接取引ではなく、ムスビーを中継するので、安心感はあります。

ただ、最近の携帯電話は、こうしたローン方式の携帯電話ですから、途中解約して残金を踏み倒したまま出品されている携帯も稀にあります。

そうした携帯は、キャリア側からの遠隔操作によって電話機としての機能を強制的にストップされてしまうのです。

こうした「未払い携帯」「利用不可携帯」は、電波マークが赤く表示されることから、赤ロムと呼ばれています。

赤ロム携帯かどうか、赤ロムになる可能性がある携帯なのかどうかは、携帯電話の製造番号を参照することで調べることができます。

この番号を、キャリアの判定サイトで調べます。

最近の携帯電話は、出品時に製造番号の申告が義務付けられているので、本当に残債がない携帯なのかを事前に調べることができますが、判定結果が○だった場合は、ひとまずは安心ということになります。

製造番号が一切書かれていない携帯電話は、ちょっと危なっかしい可能性があるので、手を出さない方が得策です。

ムスビーで購入する際のコツ

さて、ムスビーで購入するときにちょっとしたコツですが、なるべく平日に購入することです。

人気のある機種はどんどん在庫が追加されていきますが、オークションと違って送料・税込の即決価格で出品されていますので、どんどん売れていきます。

同じ出品者とみられる人が同じ機種を複数台出品していることもよくありますが、微妙に値段が違うのです。

たとえば、8000円と8800円と9800円とか。

もちろん8000円のものから売れていきますが、土日は競争が激しいのか、すぐに売れて無くなってしまう焦燥感からか、平日ならそのまま売れ残っている値段の機種も売れてしまうのです。

この心理戦に負けてはいけません(笑)

平日の昼間ならライバルは少ないので、冷静にじっくり考えることができますので、狙った機種があるなら、自分が買おうと思っている価格で出品されるのを待ちましょう。

もうひとつ。

狙っている機種がある場合は、メールによるお知らせ機能を使いましょう。

機種を絞り込むと、画面の右上には「この機種の新着お知らせメールを登録」という表示がされます。

ここに登録しておくと、該当する機種が出品されたときにメールでお知らせがもらえるので、チャンスを逃がすことがありません。

ムスビーで白ロムを買う場合は、通常取引とスピード取引の2つがあります。

通常取引は、購入の申し込みをしてから在庫確保を行うため、取引終了までに時間がかかることがあります。

スピード取引の場合は、在庫アリで販売されていますので、取引が早く終了することを見込めます。

よく考えたら、「在庫なしで販売を許可すること自体どうよ?」とも思う訳ですが、たいていの場合は在庫が存在する状態で販売されているようです。

今回は、通常取引で出品されている白ロム携帯を買ってみました。

在庫アリの連絡がきたら、入金を促すメッセージが届きますので、ムスビー上で決済を行います。

今回の場合は、購入からものの数分で取引連絡があり、わずか数十分で入金から発送完了連絡まできたので、スピード取引と全く変わらない速度で取引が終了しました。

購入が日中だったので、翌日には届いたのが驚きでした。
進捗は、メールでも報告されてきます。取引終了までに来るメールはこんな感じです。

ちょっと怪しげなイメージも手伝って、なかなか手を出しづらい白ロム携帯ですが、お値打ちに機種変更をしたいという場合や、新規契約をする際に安くあげたいという場合なら、白ロム携帯の購入は悪くはないと思います。

ただし、あくまでも自己責任ということになるので、購入を検討されている方はご注意を。

⇒ムスビー(公式サイト)はこちら

追記:
かつてのムスビーは、ブランド品やゲーム機器、カメラなど、ヤフオクやメルカリのように多数のジャンルが存在していましたが、現在は完全に白ロム(スマホや携帯電話)の売買マーケットとして生まれ変わっています。

そのぶん使い勝手は格段に向上していて、出品も落札(購入)も非常にかんたんになっています。

機種変更で使わなくなった端末を売りに出したり、格安SIMで使うための端末を買ったりするのに最適で、わたしももうこのムスビーで100台くらいは買ったんじゃないでしょうか(苦笑)

ムスビーのいいところは、キャリア別・機種別で、歴代の販売機種が正確にラインナップされていることです。

ヤフオクやメルカリのように、販売者が商品名を記述するのではなく、ムスビー側が用意した機種名にあてはめて出品する形式なので、検索漏れがないうえ、楽天みたいな検索ノイズがないんです。

ムスビー

楽天の何がイライラするって、商品と無関係な機種やキーワードを無理やり詰め込んでいる業者のせいで、検索機能がまともに使えないところですよね。

その点ムスビーは検索機能を使わなくても、すぐにお目当ての機種にたどり着くことができ、余計な(異なる)機種が混ざってこないので、探しやすいんです。

ヤフオクのように終了時間まで待つ必要がなく、メルカリのように探しにくくないので、「いいものがあったら今すぐ買いたい」という気持ちに応えてくれます。

昔のドンキホーテのようなワクワク感といいますか、ディスカウントショップ感がすごくあって、ハマってしまいます。

メルカリよりも目の肥えたユーザーが多く、ムスビー歴が長い業者も多数参加しているので、売る側としては高く売れやすく、買う側としては安く買いやすいです。

はっきりいって、人が多すぎるヤフオクよりも穴場です。

けっこうな確率で掘り出し物に出会えるので、お目当ての機種がある場合は、アラート登録しておくといいです。

先にも記載したように、ムスビーは取引の場を提供しているだけなので、基本的には販売者との直接取引になります。

ムスビーは仲介しているだけにすぎず、商品の発送も、販売者から直接行われます。

よって、商品の保証は販売者毎に異なります。

また、コンディションはムスビーが検品しているわけではなく、販売者側の自主判断でランク付けされているだけなので、できる限り注意深く写真をみて、しっかりと状態確認しておくことをおすすめします。

あと、お金を払ったのに商品が届かなかったり、商品の内容に問題があった場合に限りムスビー側が真ん中に入ってくれるのですが、商品の受け取りから3日以上経ってしまうと取引に問題なしとされてどうすることもできなくなってしまうので、マイページのなかにある取引中リストのなかの問い合わせフォームからムスビーのサービスカウンターに連絡する必要があります。

とはいえ、いままで100回以上購入してきたものの、サービスカウンターに連絡しなければならなかったような取引は一件もありませんでした。

おまけに現在のムスビーは、法人または個人事業主しか出品することができなくなっていますので、かつてのムスビーやヤフオクよりも、さらにトラブルは発生しにくい状況にはなっています。

販売価格が一定なので、ヤフオクよりもお値打ちな端末を手に入れやすいうえ、メルカリのように「よくわかっていない人」が出品していることもなく、不良品や間違い出品物をつかまされる可能性はかなり低いです。

白ロム端末の中古ショップで購入するよりもはるかに安く入手できることが多いので、格安SIMを使っているユーザーや、残債がまだ残っているけれど違うスマホに買い換えたいユーザーにはおすすめの穴場です。

⇒ムスビー(公式サイト)はこちら

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