トランセンドのMP3プレーヤー MP300を買ってみた

トランセンドというメーカーが製造販売を行っているメディアプレーヤー、『MP300』を買ってみました。

トランセンド mp300

トランセンドは、SDカードやハードディスクなどパソコン周辺機器として非常に有名なメーカーのひとつですが、どうしていまさらメディアプレーヤーなのかというと、専用機の方が手軽に使えて便利だと思ったからです。

スマートフォン、とくにアンドロイドでは、フォルダやSDカードにMP3ファイルを放り込むだけで音楽が聴けますから、いまさらこうしたプレーヤーは必要ないとも思っていました。

でも、スマートフォンやらタブレットは結構な重量がありますし、落としてしまうと壊れてしまいます。

そのため、スポーツ(ランニング)などをしながら聴くにしては、やはりちょっと不安だということで、値段の安いMP3専用のプレーヤーでも買おうかと思ったのが発端ですが、そこで候補に挙がったのがこのMP300という機種でした。

このプレーヤーに限らず、トランセンドの商品は、こうしたシンプルなパッケージに梱包されています。

mp300-2

付属品は、USBケーブルとイヤホン、首からかけられるネックストラップ、説明書くらいです。

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超シンプルで、すごく小型。ホイールっぽいデザインになっていますが、ボタン方式です。

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接続端子はミニジャック端子と、USB接続の端子だけ。

ご覧のとおり、液晶画面もないシンプルなメディアプレーヤーです。

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でも、よくよく考えてみたら、カセットテープ時代のウォークマンなんて、曲の頭出し機能すら不完全だったし、CDですらせいぜいトラック番号が表示されるくらいなもの。

MDプレーヤーになってようやく曲名くらいは表示されるようになったけれど、それでもプログレスバーを操作してのランダムアクセスなんて出来ない時代でしたから、こうしたシンプルな機器でも全く困ることはないんだと思います。

実際に使ってみた感じとしては、曲を聴くだけなのなら全く支障はなし。

PCにUSB接続すると、外付けストレージのように表示されますので、データの移動も、PCと接続してファイルを移動させるだけ。

充電するだけならPCも不要です。

音質に関しては、MP3プレーヤーらしく圧縮された音源だなぁと感じることはあっても、それでもFMラジオと同程度な音質は確保されているので、少なくとも自分には不満が出るようなものではありませんでした。

もっともこれは、プレーヤーの問題ではなく、圧縮された音源側(ファイル側)の問題なので、プレーヤーに付ける注文でもありません。

強いて言うなら、付属のイヤホンを交換するくらいですが、それでも2000円チョイでここまで高性能・高音質なシンプルなプレーヤーが手に入るのは、驚異的なことですよね。

おまけに、イヤホンまで付属しているし、USBケーブルでチョイとファイルを移動させるだけで転送完了。容量も8GBなので、ちょっとしたメモリ代わりにも使えます。

こういったプレーヤーは、iphoneやipodよりも、かえって便利なのではないかと思います。

というのは、著作権の保護機能やらで、いちいちPCと同期をしなければならなかったり、専用の転送ソフト経由で移動させなければならなかったり。

もっとも、PCとプレーヤーが完全に同期している便利さや、ダウンロードした楽曲がすぐに同期される便利さもありますが、ファイルをポイッと放り込むだけで転送が終わる手軽さは、これはこれで捨てがたいものがあります。

スマートフォンの普及で、わざわざ単機能のメディアプレーヤーを購入する人は減ってきているとは思いますが、落として壊しても、無くしてしまっても気にならないくらいの低価格と、小ささ、軽さは今でも十分な魅力です。

ランニングやら通勤電車、通学電車などで利用する分にはとても便利だと思います。

ちなみに、色は黒のみ。

8GBのほうが2200円。

4GBのほうが2180円と、なんと20円しか差がありません。

ということで、8GBのモデルをおすすめします。

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