LINUX系サーバーOS
Linuxは、フィンランド出身のリーナス・トーバルス氏が開発したオペレーティングシステム(OS)のひとつで、誰でも無料で使えて、自由に改良や再配布ができるのが特徴です。
WindowsやMacOSといった商用OSとの大きな違いは、ソースコード(人間が理解できる言語で書かれたプログラム)が一般に公開されていることです。
これを、オープンソース(開かれたソース)といいますが、インターネットを通して発展してきたリナックスは、ネットワーク機能やセキュリティに優れているという特長が挙げられます。
世界中の技術者・ボランティアにより共同開発されていることから、不具合が生じた場合でもインターネット上のコミュニティを通してわずか数時間のうちに修正版が公開されることも珍しくありません。
でも、不思議に思った方も多いと思います。
なぜ無料のOSなのに有償販売している会社があるのかです。
これは、サポートや独自の付加ソフトなどを加えているからです。
LINUXの利用自体は無料ですが、何か技術的なトラブルが生じた場合、どこに聞いたらよいのか分からないでは、商用に耐えません。また、ボランティアで構成されているソフトでもありますが、逆にいえば永遠にベータ版である(不安定)とも言えるわけです。
そこで、各販売店(ディストリビューターといいます)が、独自の観点でサポートやソフトを組み合わせることで、特色を出しているのです。
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Linuxは、その他のOSと同様にブラウジングやメール、ワープロ、表計算、画像処理など、多くのことができます。でも、LINUXを現在の地位にまで引き上げたのは、何といってもサーバー用OSとしてのコストパーフォーマンスです。
LinuxはWindowsなど市販のサーバー用OSで必要になる、「利用者数に応じたライセンス料金」が基本的に不要です。
せいぜい数台~数十台程度のクライアントマシンを接続する環境では、あまり大きな差が生じませんが、多数のクライアントマシンを接続するネットワーク上では、サーバー導入時のトータルコストに圧倒的な差が出ます。
また、OSの安定性やセキュリティーに関しても、一般的にはWindowsよりも高い評価を与えられています。
ただ、LINUXにも欠点があります。
それは、扱いが難しいという点です。
もともと大学などの研究機関で利用されてきたOSなので、パソコン初心者向けのOSではないのです。今でこそ、様々なラインナップが登場しているLINUXで、中には初心者向けにカスタマイズされたLINUXもありますが、利用者は圧倒的に玄人の方が多いのです。
最近のLINUXは新しいユーザーを取り込むために様々な工夫が施され、初期のLINUXよりも扱い方は易しくなりましたが、基本的にコマンドラインベース(マウスで操作せず、キーボードによるコマンド入力でコンピューターを操作する手法。
昔のDOSをイメージしていただければ分かりやすいでしょう)のOSであり、事前にある程度の知識がなければ、満足に使いこなすことは難しいでしょう。
コンピュータに関して多くの知識が求められる分、安く利用できると言い換えても差し支えありません。
これは必要な機能だけを選んでOSを再構築することができるという利点である反面、専門知識の無い一般の人にとってはLINUXを利用する上での大きな障害となります。
社内にLINUXに詳しいスタッフが存在する場合ならコストパフォーマンスは抜群ですが、Windows系やMacOS系のパソコンしか扱ったことのないスタッフしかいない場合は、かえってトラブルの原因を増やすことにもなりかねません。
そのため、LINUXに関する十分な基礎知識のないサーバー初心者が、いきなりLINUX系のOSをサーバーOSとして選択することは避けた方が無難だと言えます。
