ファイルサーバー導入のメリット
パソコンの低価格化や、ASDLなどの安価で高速な通信回線の普及によって、中小企業はもちろん、個人事業主の方も複数のパソコンを持つことはすることは珍しいことではなくなりました。
安価なルーターなど、手軽なネットワーク機器のおかげで、簡単にネットワークを組むことの出来るようになったからです。
そうした時代の変化は、私たちの情報共有のあり方を劇的に変化させました。社内LANを組むことによってもたらされる情報共有の利便性は、もはや企業活動になくてはならないものになったということです。
LANがまだ高価だった時代には、データの一元化どころか、データの共有さえ難しかったのです。簡単にネットワークを実現できるようにと、早くから取り組んでいたAppleコンピュータのマッキントッシュも、本体そのものが大変高価で、またビジネスソフトも多くなかったことから、社内では大変な苦労をして社内データの持ち回りをしたものです。
具体的には、
・ 顧客管理を行う場合はAのパソコンで操作し、
・ 売り上げ管理を行うときはBのパソコンで操作し・・・
といった煩雑な作業。ひょっとしてあなたも、そんな苦労を強いられた世代かもしれません。
LANが普及し始めた頃になっても、通信速度の問題やネットワーク接続の難解さから、中小企業がLANを利用した情報共有を行うには、まだまだ実験的な要素が多く残されていて、実務に使えるレベルではなかった記憶があります。
ところが、通信速度も大きな進化を遂げ、おまけに安価なLANカードやネットワーク機器が登場すると、社内LANによる情報共有は爆発的に普及しました。
今となってはLANの導入されていないオフィスを探すほうが難しいとさえ言われる時代になっています。
しかし、そんな便利なLANも、ネットワーク内にある程度のコンピューター台数を抱えるようになると、新たな問題を生むことになります。
それが、データ管理という問題です。
ハードディスクなど記録媒体の大容量化も伴い、膨大なデータを皆で共有できるようになると、今度はデータの管理手法が問われるようになりました。
データの一元管理が的確に行われていなければ、「どこかにあるはずの」データを探し回らなくてはならなくなります。
そればかりか、適切にデータの管理が行われていないと、誰がいつ、どのようなデータにアクセスしたのか、正確な把握が出来なくなってしまうのです。
これは、個人情報保護・管理にも直結する重大な問題でもあり、ネットワークの普及がもたらした弊害ともいえます。
このように、ネットワークの普及が生み出したメリットの影で、様々な問題を抱えるようにもなっていたのです。
そんな悩みを解決してくれるひとつの方法が、サーバーの導入なのです。
それでは次に、パソコン用のOS(通常のOS)と、サーバーOSの違いから、サーバーを導入することでどのようなメリットが得られるのか、見ていくことにしましょう。
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